2026-01-01から1ヶ月間の記事一覧
無性にビリヤニが食べたくなり、久しぶりに松戸の Downtown B’s を訪れました。 こちらのお店、昨年オープン間もない頃に一度足を運び、本格的なビリヤニの味に驚かされた記憶があります。その一方で、「このクオリティのお店が松戸でちゃんと続いていけるだ…
Tattoo という言葉から始まったこの連載も、今回で一区切りとしたい。 軍楽という一見すると華やかな世界の入口から、 言葉の語源、ヨーロッパ近代、日本の選択、 そして陸上自衛隊中央音楽隊という存在へと、思考は思いがけず広がっていった。 改めて感じる…
前回、一流の音楽家たちが自衛隊という組織に集う理由について触れた。 今回は、その土台となる「待遇」と「社会の姿勢」について考えてみたい。 自衛隊、警察、消防はいずれも、命と公共を支える実働職である。 だが、その待遇には明確な差がある。 自衛隊…
軍楽隊を「技術の集積体」と感じるようになってから、 私は自然と、そこに属する個々の音楽家のことを考えるようになった。 その象徴的な存在が、陸上自衛隊中央音楽隊の鶫真衣さん(3等陸曹、陸上自衛隊初の声楽要員として入隊したソプラノ歌手)である。 彼…
前回、Tattoo という言葉から始まった思考の旅を書いた。 今回は、そこから現代へ戻り、軍楽隊という存在そのものについて考えてみたい。 2024年、スウェーデン南部の Eksjö(エクショー)で開催された Eksjö International Tattoo & Concert に、陸上自衛隊…
Tattoo という言葉を調べたことから、思いがけず長い歴史の旅に引き込まれてしまった。 日本では tattoo と聞けば、多くの人は刺青を連想するだろう。 私自身もそうだった。公衆浴場の入浴禁止、倶利迦羅紋紋――そんなイメージが先に立つ。 ところが、軍楽の…
実は私は tattoo が大好きである。 もっとも、この単語から多くの日本人が思い浮かべるのは、公衆浴場の入浴禁止、あるいは倶利迦羅紋紋――そう、いわゆる刺青だろう。 だが、それだけではない。 英語の tattoo には、もう一つ、まったく異なる意味がある。 …
昨日、古い友人二人と久しぶりに集まった。今回は飲むでも食べるでもなく、ただ腰を据えて知的な会話を楽しもう、という少し珍しい目的の会だった。幹事が選んだ会場は喫茶室ルノアール。正直に言えば、店名を聞いた瞬間「えっ、懐かしいな」というのが第一…
最近、これまでほとんど足を運ぶことのなかった和食ファミレスの「とんでん」を利用する機会が増えている。 ご存じない方もいるかもしれないが、「とんでん」は北海道発祥のファミリーレストランで、関東では埼玉や千葉を中心に、店舗数を絞りつつ展開してい…
武田知弘『戦前の日本人』を読んだ。 教科書にはほとんど載らない戦前日本の「リアル」を、55のエピソードで紹介した本である。構成は8章、文章は平易で、パラパラとめくれる点では絵本に近い読みやすさがある。著者は「だからどうだ」と結論めいたことを言…
ダロワイヨで最も有名なケーキといえば「オペラ」だという。 そんな話を長年聞きながら、実は今日、初めて口にする機会を得た。 思い返せば、ダロワイヨという名前は、ケーキよりも先に「マカロン」で記憶に刻まれている。若い頃、パリを訪れた際、まるでカ…
「世界の大都市には必ず河がある」――少し大げさかもしれませんが、出張で初めて訪れる街では、私はまず河の位置を確認します。河はその街の成り立ちを語り、歴史や人の営みを映し出す存在だからです。 思い浮かぶだけでも、東京と隅田川、上海と長江、バンコ…
インドネシアの友人から、コピ・ルアクのコーヒーをいただいた。 実はこれ、以前にも一度口にしたことがある。しかし今回、久しぶりに改めて飲んでみると、その印象はずいぶん違っていた。ひと口目から立ち上がる香りが繊細で、雑味がなく、どこか気品すら感…
今日、日本に滞在しているイタリア人女性と会話する機会があった。 自然な流れで、先日のメローニ首相来日の話題になった。 彼女はこう言った。 「日本のニュースでは、あまり取り上げられていないでしょう? だから私はインスタグラムでメローニさんのスピ…
メローニ首相来日に際して行われた栄誉礼の様子を、私はYouTubeで観た。正直に言えば、胸に迫るものがあった。 ところが不思議なことに、オールドメディアでの扱いは驚くほど軽い。首脳往来として事実関係は伝えるものの、その意味合いや象徴性に踏み込む論…
ーーー戦後日本人の民主主義について 先日、戦争映画を観ても「考えない」国民性について書いた。その後あらためて、『サクラの花』をはじめ、いくつかの邦画の戦争映画を続けて観てみた。やはり、同じ違和感が残った。 描かれているのは悲惨な戦場であり、…
実は、我が松戸は知る人ぞ知るラーメン激戦区である。 全国区で名前が挙がる店も少なくない。仮に人気投票をすれば、だいたい次のような顔ぶれになるだろう。 ・中華蕎麦 とみ田 ・兎に角[松戸店] ・ラーメン二郎[松戸駅前店] ・雷 本店 ・中華そば まる…
ソラマチのフードコートで食事をする機会がありました。ちょうどランチどきということもあって、館内はどこも大混雑。 そこで今回は「とにかく列の短い店」という、実に現実的な基準で選んだのが築地海鮮 虎杖(いたどり)でした。 メニューを見ると、「職人…
ーーー戦争を寓話として読む力について 「ゴジラ−1.0が許され、雪風が安全だった理由」という記事に、予想以上の反応があった。 多くの読者が感じている違和感が、決して個人的なものではなかったことに、少なからず驚かされた。 そこで最後に考えてみたい。…
ーーー日本の戦争映画が選び続けてきた語り方 映画『雪風』を観終えた後、強い失望感が残った理由を考えていた。 その答えは、1昨年に観た『ゴジラ−1.0』にあったのだと思う。 『ゴジラ−1.0』映画 ゴジラ ー1.0 - Kaccinのひとり言は、日本人監督による作品…
――「良き敗戦国民」を演じ続ける私たち 封切り後すぐに観たかった映画『雪風』がアマゾンプライムで配信されたので、ようやく鑑賞した。期待していただけに、正直なところ複雑な思いが残った。 映画は、実在した駆逐艦「雪風」を題材に、太平洋戦争の戦場を…
ここのところ、ウォーキングの行き先として「21世紀の森と広場」によく足を運んでいます。 広々とした園内を歩く時間は、何とも言えず気持ちの良いものです。 そんな中、今回はちょっとした発見がありましたので、ご紹介したいと思います。 この公園にはもう…
1月7日、花園で行われた高校ラグビー全国大会の決勝をテレビで観戦しました。 結果は桐蔭学園の3連覇。対戦した京都成章も最後まで粘り強く戦い、まずは両校の健闘を心より称えたいと思います。 試合内容は、前半こそ拮抗していましたが、後半に4トライを重…
Amazonプライムで映画『コヴェナント/約束の救出』を観た。 正直に言えば、観ている最中はかなり引き込まれたし、出来の良い作品だと思う。緊張感のある展開、通訳と兵士の間に結ばれる「約束」、そしてそれを果たそうとする執念。戦争アクション映画として…
――「ザ・マークスマン」を観て考えたこと 昨夜、ウェズリー・スナイプス主演の映画「ザ・マークスマン」を観た。 一見すれば、いかにもアメリカ的なアクション映画、いわば“アメリカ版チャンバラ映画”として片付けられそうな作品である。 しかし、折しも直近…
年末年始、少し時間が空いたので映画でも観ようと思い、まずはアマプラを物色しました。しかし、これといって食指が動く作品が見当たらず、結局 YouTube で見つけたのが今回の一本です。 タイトルは 『Heatstroke』。 直訳すると「熱中症」。なんだか嫌な予…
ここのところ、いわゆるビッグテック企業――GAFAの振る舞いに、どうにも居心地の悪さを感じるようになりました。便利さの恩恵を十分に受けてきた一方で、「これは本当に利用者のためなのだろうか」と首を傾げる場面が増えてきたのです。 象徴的なのが、Amazon…
ウォーキングの途中に楽しむランチは、行く先々の名物店に立ち寄ることも多いのですが、大型スーパーのイートインコーナーでお弁当をいただくのも、またひとつの楽しみです。 手軽でありながら、思いがけない“当たり”に出会うことがあるのが魅力です。 今回…
新年のウォーキングで、松戸市の「21世紀の森と広場」に行ってきました。 冬の澄んだ空気の中、実に清々しく、心まで軽くなるような時間でした。ゆっくりと園内を歩きながら、公園のさまざまな表情を眺めていると、「この公園ができて本当に良かった」としみ…
昨年放送された朝ドラ『あんぱん』を観ていて、強く印象に残った場面がありました。主人公の女性が、戦前に教師として子どもたちに「忠君愛国」の精神を教え込んでいたことを、戦後になって深く反省するくだりです。 ドラマ全体を通して、「忠君愛国」はどこ…