町会の夏祭り――変わりゆく町と、変わらない地域の風景

私の地元では、毎年、町内会で夏祭りが開催されます。

この地に住んで、もう40年以上になります。

振り返ってみると、私が住み始めた頃と今とでは、町内会の雰囲気もずいぶん変わりました。

当時は、昔からこの地域に住んでいる地元の人が半分、そして私のように都心へ通勤するために新しく住み始めた人が半分くらい。

お互いにどことなく遠慮があり、町内会の中にも、少しぎこちない空気があったように思います。

ところが、40年以上も経つと、当然ながら住民も入れ替わります。

現在では、昔からの地元民は1割ほどで、残りの大部分は都心へ通勤する人たちになっています。

町そのものも、すっかり様変わりしました。

そんな中で、昔から続いているのが、この町会の夏祭りです。

プロの屋台がない、手作りの夏祭り

この夏祭りには、いわゆるプロの露店商、テキ屋さんは参加しません。

すべて町内会の手作りです。

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屋台も「屋台もどき」といった感じで、町会の皆さんが準備します。

子供たちにとっては、それがまた楽しいのでしょう。

かき氷やわた飴など、夏祭りらしいものが並びます。

しかも、値段が今でも50円、100円程度。

最近ではなかなか見かけない価格です。

子供たちは小銭を握りしめて、好きなものを買って食べる。

親としても、町内会が主催しているイベントですから、いわば「公認の買い食い」。

安心して子供を遊ばせることができます。

豪華な設備も、本格的な屋台もありません。

でも、こういう素朴な夏祭りも悪くないものです。

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むしろ、手作りだからこそ、地域のお祭りらしさが残っているように感じます。

あまりの暑さで、開催時期も変更

以前は、夏祭りといえば盆前に開催していました。

ところが、最近の夏は、とにかく暑い。

夕方になっても気温が下がらず、日が暮れても蒸し暑い。

そんなこともあって、数年前から開催時期を8月の最終週末に変更しました。

少しでも暑さが和らぐ時期に、ということなのでしょう。

それでも今年も、夕方5時になると祭りが始まります。

早い時間帯は、小さな子供たちが中心です。

かき氷を食べたり、わた飴を頬張ったりしながら、あちらこちらを走り回っています。

子供たちにとっては、夏休み最後の週末を楽しむイベントでもあります。

19時からは盆踊り

そして19時になると、盆踊りが始まります。

……とはいっても、実際に踊っているのは高齢者が中心です。

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若者たちはというと、踊りの輪には入らず、少し離れたところから眺めているだけ。

これもまた、今の地域社会を象徴しているようで、ちょっと面白い光景です。

昔なら子供から大人まで、みんなが輪の中に入って踊っていたのかもしれません。

今では、盆踊りを楽しむ世代と、それを眺める世代が分かれているようです。

それでも、音楽が流れ、太鼓の音が響き、踊りの輪ができる。

そこに子供たちの声が加わる。

そんな光景を見ていると、「夏祭り」というものが単なる娯楽ではなく、地域の風景の一部なのだと感じます。

地域のコミュニケーションとして

都市部では、隣に誰が住んでいるのかもよく知らない、ということが珍しくありません。

特に、都心へ通勤する人が多い地域では、平日は朝早く家を出て、夜遅く帰宅する。

近所の人と顔を合わせる機会そのものが少なくなります。

だからこそ、このような地域のイベントには意味があるのだと思います。

普段なら挨拶程度で終わってしまう人とも、夏祭りでは少し話をする。

子供を通じて親同士が顔見知りになる。

祭りを運営する側になれば、世代の違う人たちとも一緒に作業をすることになります。

特別なことをしなくても、同じ場所で同じ時間を過ごす。

それだけで、人と人との距離は少し縮まるものです。

40年以上この町に住んできて、町内会の構成も、住んでいる人たちも大きく変わりました。

昔からの地元民が少なくなり、都心へ通勤する人たちが増えた今でも、こうした夏祭りが続いていることは、なかなか貴重なことなのではないでしょうか。

豪華な祭りでなくてもいい。

プロの屋台がなくてもいい。

50円、100円のかき氷やわた飴があって、子供たちが楽しみ、高齢者が盆踊りを踊り、その周りで若者たちが眺めている。

そんな何気ない夏の一日が、地域の人たちをつなぐ役割を果たしているのだと思います。

町の姿が変わっても、こうした「人が集まる場」は、これからも残っていてほしいものです。

昭和ゴージャスな純喫茶が今も健在――池袋「珈琲専門館 伯爵」を訪ねて

大学時代からの友人と池袋で会食した際、昔話に花が咲きました。

「学生時代、お金に余裕が有る時によく行った喫茶店は、まだ残っているだろうか」

そんな話題になり、久しぶりに池袋の「珈琲専門館 伯爵」を訪ねてみることにしました。

池袋駅北口からわずか20秒

場所はJR池袋駅北口から徒歩20秒ほど。

レンガ風の外装が印象的なホテルサンシティ池袋へ向かう階段を上っていくと、そこに昔と変わらぬ「珈琲専門館 伯爵」がありました。

「まだ有った!」

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懐かしさを感じながら入店しようとすると、なんと6人ほどのお客さんが入店を待っています。

せっかくここまで来たのだからと、私たちも列に並ぶことにしました。結果的には10分ほど待って入店することができました。

店内に広がる昭和ゴージャスな世界

店内に入ると、そこには昔の記憶そのままの空間が広がっていました。

「昭和ゴージャス」とでも表現したくなる、現在のカフェとはまったく違う雰囲気です。

「伯爵」は1976年創業とのことなので、すでに50年近い歴史があります。それだけの年月を経ても、この昔ながらのイメージをしっかりと維持しているのは、日頃から丁寧にメンテナンスを続けているからなのでしょう。

店内でまず目に入るのは、中央にある大きなテーブル。そしてステンドグラスやシャンデリアも、この店ならではの存在感があります。

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ソファや椅子も赤を基調とした、質感の良い調度品でまとめられています。

この雰囲気は、新宿にある「純喫茶 西武」にも通じるものがあります。

純喫茶 COFFEE西武 - Kaccinのひとり言

今ではなかなか見ることのできない、昔ながらの純喫茶の魅力です。

満席の店内を見て感じたこと

この日は店内が満席。

その盛況ぶりを見ていると、スターバックスに代表される現代的なカフェとは違うものを求めている人が、今もたくさんいるのだと実感しました。

便利で明るく、洗練された現代のカフェももちろん魅力的です。

しかし、長い年月を重ねた店内に身を置き、昔ながらの家具や照明、装飾に囲まれてコーヒーを飲む――。

そこには、チェーン系のカフェでは味わえない時間があります。

「伯爵」が今も多くのお客さんに支持されている理由は、そんなところにもあるのではないでしょうか。

久しぶりのマンデリン

今回注文したのは、私が大好きなマンデリンです。

学生時代から、なぜかマンデリンが美味しいと感じて愛飲してきました。

当時は「なぜ好きなのか」など深く考えず、ただ美味しいと思って飲んでいたものです。

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その後、コーヒーについて多少なりとも知識が増え、マンデリンの産地を実際に訪れた経験もあります。今では、その味わいの特徴も以前より分かるようになりました。

そんな現在の舌で、昔好きだった「伯爵」のマンデリンを改めて味わってみました。

飲んでみると、マンデリンらしい特徴をしっかりと感じさせる味わいです。

まずはストレートで半分ほどいただき、残りにはミルクを入れてみました。

どちらの飲み方でも美味しく、昔の記憶と現在の味覚が重なるような、ちょっと嬉しい一杯になりました。

次回はプリンとクリームソーダを

メニューを眺めていると、プリンやクリームソーダも気になります。

せっかくなら注文してみたいところでしたが、今回はコーヒーだけにして、次回のお楽しみにすることにしました。

久しぶりに訪れた「珈琲専門館 伯爵」は、昔の記憶を裏切らない店でした。

50年近くの時を経ても、昭和の雰囲気を残しながら営業を続けていることにも感心します。そして、今もなお満席になるほどお客さんが訪れていることにも驚かされました。

懐かしいだけではなく、現在でも十分に魅力のある喫茶店。

池袋で昔ながらの純喫茶を味わいたくなったら、また訪れてみたいと思います。

次回は、プリンとクリームソーダもぜひ味わってみたいものです。

池袋で味わう本格「煲仔飯」――民記煲仔飯で広州の味を堪能

池袋に大好きな煲仔飯(ボーチャイファン)の店がオープンしたと聞き、早速行ってきました。

煲仔飯は、土鍋で炊き上げるご飯に具材をのせた料理で、いわば「釜飯+石焼ビビンバ」のような一品。英語では Clay pot rice と呼ばれています。

香港やシンガポールに居た頃、週末の暑い日に、大汗をかきながら熱々の煲仔飯を食べるのが大きな楽しみでした。そんな思い出の料理を、日本で気軽に味わえる店ができたのは嬉しい限りです。

今回訪れたのは「民記煲仔飯」。本店は広州で、1979年創業とのこと。日本では池袋のほか、高田馬場、西川口にも店舗があるようです。

池袋駅北口からすぐ。ビル丸ごと中国料理店

店は池袋駅西口(北口)から歩いて数分の、新しそうなビルにありました。

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面白いのは、ビルそのものが中国料理店になっていること。近年、このエリアを歩いていると中国系の飲食店がずいぶん増えたと感じますが、まさに最近の池袋の街の変化を象徴しているような雰囲気です。

店内に入ると、明るく清潔感のある空間で、まずはひと安心。活気のある中国料理店という雰囲気がありながら、落ち着いて食事ができそうです。

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メニューを見ると、主役はもちろん煲仔飯。その他には副菜が数品あり、ドリンクは瓶ものが中心。注文はタブレットから行います。

今回注文したのは、

● 中国ソーセージ+牛肉の煲仔飯

● 広州菜

● うずらの卵

の3品です。

まずは広州菜とうずらの卵から

最初に運ばれてきたのは広州菜。

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たっぷりのニンニクが効いた中華醤油がかかっていて、シンプルながら実に美味しい。青菜の食感もよく、食欲をしっかり刺激してくれます。

続いて、うずらの卵。

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こちらも見事に味が染み込んでいます。小さな卵なのに、噛むとしっかり味が感じられ、これから登場するメインへの期待がどんどん膨らんできます。

いよいよ主役、熱々の煲仔飯

サイドオーダーを楽しんでいるうちに、いよいよ煲仔飯が登場しました。

見るからにアツアツの石鍋。湯気を立てながら運ばれてくる姿だけで、もう美味しそうです。

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まずは中華醤油を鍋の中に一回り半ほどかけます。そしてスプーンを入れて、全体をしっかりかき混ぜます。

ここで大切なのが鍋底のおこげ。

鍋底にできた香ばしいご飯を丁寧にこそぎ落とし、具材と一緒に混ぜ込んでいきます。これで、いよいよ食べる準備が完了です。

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中国ソーセージの複雑な風味がたまらない

今回選んだのは牛肉と中国ソーセージの組み合わせ。

中国ソーセージは中国各地でさまざまなものが作られています。私は広州がその発祥の地なのではないかと思っていますが、保存食品として加工される過程で生まれる、独特で複雑な発酵風味が大きな魅力です。

香り高いタイ米に、牛肉と中国ソーセージ。

そこに醤油の風味と、鍋底のおこげの香ばしさが加わります。

これは、なんとも言えない美味しさです。

タイ米の一粒一粒が具材の旨味をまとい、噛むほどに中国ソーセージの独特の香りと牛肉の旨味が広がります。おこげのカリッとした食感もアクセントになって、スプーンが止まりません。

飛行機に乗らずに、この味が食べられる幸せ

香港やシンガポールで、暑い中を汗だくになりながら食べた煲仔飯。

あの時の楽しさを思い出しながら、今回は池袋で味わうことができました。

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何より嬉しいのは、飛行機に乗らなくても、この味を食べられること。

本場の味を思い出させてくれる煲仔飯を池袋で気軽に楽しめるのは、本当にありがたいことです。

民記煲仔飯、次回来店は必至です。

今度は別の具材の煲仔飯も試してみたいと思います。

今年も「松戸宿坂川献灯まつり」へ

今年も「松戸宿坂川献灯まつり」に行って来ました。

かつて旧松戸宿では、地元の年中行事として「松龍寺のとうもろこし市」が行われていました。江戸時代から水運で栄えた松戸宿の歴史を背景に、坂川の清流復活をきっかけとして、旧松戸宿ゆかりの行事を盛り上げていこうと始まったのが、この夏の風物詩「松戸宿坂川献灯まつり」です。

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お祭りの舞台となるのは、旧松戸宿の一帯。坂川沿いの春雨橋から松戸神社、そして松龍寺へと続くエリアで、それほど広い範囲ではありませんが、歴史ある街並みの中に祭りの雰囲気が凝縮されています。

松戸の歴史については、以前の記事でもご紹介していますので、興味のある方はぜひご覧ください。

松戸歴史探訪 - Kaccinのひとり言

ここ数年は、夜に行われる灯籠流しの時間帯がかなり混雑するため、私は昼間に訪れるようにしています。灯籠が坂川を彩る夜の風景も一度は見てみたいところですが、あの人混みの中を歩くのは少々疲れてしまいます。

そこで今年も昼間に会場を訪れ、まずは松戸神社に参拝しました。

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昼間とはいえ、今年もかなりの人出です。以前に比べてお祭りが地域に定着し、多くの人が訪れるようになったことを実感します。こうしたイベントが地域振興につながっているのを見るのは、地元を歩く者としてもうれしいものです。

お祭りといえば、やはり気になるのが松龍寺のとうもろこし。

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ところが、今年もすごい行列でした。

さすがにあの行列に並ぶ気力はなく、とうもろこしは今回はパス。その代わり、毎年のお楽しみでもある「かき氷」をいただきました。

炎天下でいただく冷たいかき氷は格別です。

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暑さに少々参りながらも、ひと口食べれば一気に生き返るような気分。こればかりは、夏祭りに来たからこその楽しみですね。

夜には灯籠の明かりに包まれ、坂川沿いのステージエリアも情緒たっぷりの雰囲気になります。

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ただ、これを昼間に見ると、ちょっと印象が違います。

夜にはあれほど風情のあるステージも、炎天下の昼間に見ると、まるで「夜の飲み屋街を昼間に歩いている」ような感じ。祭りの装飾やステージも、昼の強い日差しの下では、なかなか情緒が出ません。

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やはり、このお祭りは夜が本番なのだなと実感します。

とはいえ、昼間ならではの良さもあります。人混みを避けながら、坂川沿いをのんびり歩き、松戸神社にお参りして、かき氷を食べる。

そんな感じで、今年も坂川沿いをサクッと小一時間ほど巡ってきました。

灯籠流しの幻想的な夜景とはまた違い、昼間の「松戸宿坂川献灯まつり」は、夏の暑さまで含めて楽しむお祭りといったところでしょうか。

暑い、暑いと言いながらも、こうして坂川沿いを歩いていると、今年も夏が来たことを実感します。

今年も短い時間ではありましたが、松戸の歴史と夏の風物詩を楽しむことができました。

来年もまた、暑さに負けず訪れてみたいと思います。

トミカ博に行って、タカラトミーという会社を考えた

昨年、タカラトミーの講演会に参加したことをきっかけに、私はこの会社の製品に興味を持つようになりました。

タカラトミーが宇宙開発に!? ― 謎の月面探査ロボット「Sora-Q」講演会レポート - Kaccinのひとり言

中でも、特に強く惹かれたのが「トミカ」です。

小さな車体の中に、実車の魅力を凝縮したトミカ。その存在は以前から知っていましたが、講演会をきっかけに改めて手に取ってみると、単なる子どもの玩具ではなく、長い歴史を持つ独自の文化にまで成長していることに気づかされました。

私の世代に「トミカ」はなかった

私の世代にとって、小さなミニカーといえば、英国レズリー社の「マッチボックスカー」が身近な存在でした。

その後、マテル社の製品なども登場し、ミニカーは子どもたちにとって身近な玩具になっていきました。

一方、トミカは私にとって後から登場してきた存在です。長い年月を経て、今では日本を代表するミニカーのブランドの一つになっています。

そして、私にとって少し特別な感情を抱かせるのが、トミカの車体の裏に刻まれた「Made in Vietnam」の文字です。

私はベトナムにいた経験があるため、ベトナムで作られたトミカを見ると、単なる製造国表示以上の親しみを感じます。

小さなミニカーを手にしながら、その背景にある人や工場、そして国とのつながりまで想像してしまうのです。

初めてのトミカ博

そんなトミカへの興味が高まる中、今年は年に一度開催される「トミカ博」に足を運びました。

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会場は有明GYM。

到着してまず驚いたのは、会場へ向かう子どもたちの多さでした。

たくさんの子どもたちが、期待に胸を膨らませるようにゲートを目指して歩いています。その光景を見ているだけで、トミカが今の子どもたちにとってどれほど身近で、魅力的な存在なのかが伝わってきました。

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そして会場に入って、さらに驚きました。

想像していた以上の混雑です。

しかし、その混雑の中でも会場運営は非常に分かりやすく整理されていました。

場内は「イベントエリア」と「マーケットエリア」が明確に区分されていて、初めて訪れた私でも迷うことなく行動できます。

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多くの来場者を受け入れながら、子どもたちが楽しめる環境を維持している。その運営そのものにも、タカラトミーの工夫を感じました。

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「動かない車」をどう楽しませるか

トミカは、基本的には動力を持たない小さなミニカーです。

それなのに、子どもたちは実に楽しそうに遊んでいます。

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トミカ博の展示やイベントを見ていて感心したのは、「動かないトミカを、どうやって楽しませるか」ということを、子どもたちが自然に理解できるような仕掛けが随所に用意されていたことです。

道路、街、工事現場、鉄道など、さまざまな情景の中にトミカを置くことで、単なる「小さな車」が一つの世界を作り出します。

つまり、トミカそのものだけではなく、トミカを取り巻く世界まで含めて楽しむ文化が作られているのです。

これは非常に面白いことだと思いました。

15分並んで、600円で1台

イベントの一つひとつもよく考えられていました。

おおむね15分前後並んで参加でき、料金は約600円。

そして、当たり外れがあるのではなく、参加すればトミカを1台手に入れられる仕組みになっています。

決済もQRコードを読み取るスマートフォン決済が中心です。

子ども向けのイベントでありながら、受付から決済、参加、景品の受け取りまでがスムーズに流れるように設計されています。

会場を見ていると、こうした仕組みの一つひとつに、かなり細かな運営上の工夫が凝縮されていることが分かります。

社員とアルバイトの混成チームで運営されているのだろうと思いますが、何より印象に残ったのは、スタッフから「トミカ愛」のようなものが感じられたことでした。

忙しい会場にもかかわらず、子どもたちを楽しませようとしている雰囲気が伝わってきます。

そこで、タカラトミーという会社を考えた

トミカ博を歩きながら、私は改めて「タカラトミー」という会社について考えてみました。

名前からも分かるように、タカラトミーは「タカラ」と「トミー」という二つの会社が一緒になって誕生した会社です。

どちらも、それぞれの時代を彩った玩具を持っていました。

それぞれが培ってきたブランドや商品、そして玩具文化を持つ二つの会社が融合した結果、現在のタカラトミーがあります。

その歴史を考えると、トミカやプラレールをはじめとする商品の裾野を広げながら、ブランドそのものの力を高めてきたことは、とても興味深いことだと思います。

特にトミカは、単なる「ミニカー」という商品カテゴリーを超えて、小スケールミニカーの文化そのものを作り上げたのではないでしょうか。

長い年月をかけて商品を作り続け、子どもたちの遊びの中に入り込み、さらに大人になった人たちにも「懐かしい」「集めたい」と思わせる。

その積み重ねによって、トミカは一つのブランドを超えた存在になっています。

小さな車から見える、大きな世界

今回のトミカ博訪問は、私にとって単に「ミニカーの展示会に行った」という体験ではありませんでした。

子どもたちが夢中になって遊ぶ姿を見て、そして会場の運営や展示を実際に体験してみて、改めて玩具というものの奥深さを感じました。

トミカは小さな車です。

しかし、その小さな車を中心に、道路や街、仕事、乗り物、そして子どもたちの想像力が広がっていきます。

さらに、その背景には、長い歴史を持つ企業のものづくりとブランド戦略があります。

車体の裏に刻まれた「Made in Vietnam」という小さな文字から、私自身の経験を思い出したことも、今回のトミカ博で感じたことの一つでした。

一台の小さなミニカーから、世界のものづくりや企業の歴史、そして子どもたちの遊びの文化まで考えさせられる。

そう考えると、トミカという存在はなかなか奥深いものです。

今回のトミカ博を訪れて、私は改めてタカラトミーという会社と、その製品が長い時間をかけて築いてきた「文化」の大きさを感じました。

そして、次にトミカを手に取るときには、これまでとは少し違った目で、その小さな車を見ることになりそうです。

駅直結で快適!ホテル アゴーラ リージェンシー 大阪堺「龍鳳」の納涼プランを堪能

仕事で堺市にあるホテル アゴーラ リージェンシー 大阪堺に宿泊しました。

このホテルは、以前は「リーガロイヤルホテル堺」として営業していましたが、現在はホテル アゴーラ リージェンシー 大阪堺として親しまれています。

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私がこのホテルの一番の魅力だと思うのは、南海本線・堺駅に直結している抜群のアクセスと、豪華な朝食ビュッフェです。出張利用では移動の負担が少なく、朝から満足度の高い食事が楽しめるため、何度でも利用したくなるホテルです。

中国料理「龍鳳」の納涼プランを体験

今回はホテル内にある中国料理「龍鳳」で、納涼プラン(フリードリンク付き)を利用して会食をしてきました。

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「納涼プランってどんな内容なんだろう?」と思いながら席に着くと、用意されていたのは次のコースです。

瑞涼プラン メニュー

前菜三種盛り合わせ
鶏肉の唐揚げ
点心二種と焼きにら餃子
帆立貝と鳥賊のあっさり炒め
黒酢酢豚
海老のチリソース
麻婆豆腐
五目炒飯
デザート

・会席料理のような心地よいサービス

今回は個室でいただきましたが、とても印象的だったのは料理の提供タイミングです。

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一皿を食べ終える頃を見計らったように、次の料理が自然な流れで運ばれてきます。そのテンポの良さは、まるで料亭で会席料理をいただいているよう。中華料理でありながら、日本ならではの「おもてなし」の心を感じられ、とても心地よい時間を過ごせました。

日本人好みに仕上げられた上品な中華

料理はどれも洗練された味わいで、油っぽさや濃すぎる味付けはなく、とても上品な仕上がりでした。

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本場の北京や上海で食べる中華料理も魅力がありますが、「龍鳳」の料理は日本人の味覚に合わせて丁寧にアレンジされており、幅広い年代の方が美味しく楽しめると思います。

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ホテルでの会食や接待、家族での特別な食事にもおすすめできるレストランでした。

出張の合間に、美味しい料理と落ち着いた空間でゆっくり過ごしたい方は、一度利用してみてはいかがでしょうか。

蕎麦屋のカツ丼を求めて(2)~地元の名店「けやき庵」で出会った、変わらぬ味~

以前、「蕎麦屋のカツ丼」をテーマに新松戸周辺のお店を巡ったことがありました。しかし、目当てのお店は年末で営業しておらず、やむなく訪れた「長寿庵」では、残念ながら期待していた一杯には出会えませんでした。

蕎麦屋のカツ丼を求めて──新松戸での小さな挫折 - Kaccinのひとり言

そこで今回はリベンジです。前回は営業していなかった地元の老舗「けやき庵」を訪ねてきました。

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私が蕎麦屋のカツ丼に求めるものは、とてもシンプルです。出汁のしっかり効いたつゆがご飯にたっぷり染み込み、湯気とともに立ち上る甘く芳醇な香りが食欲をそそること。そして、そのつゆと揚げたてのカツが絶妙なハーモニーを奏でることです。

「けやき庵」は40年以上前から新松戸で営業を続ける老舗のお蕎麦屋さん。新松戸支所の向かいという立地もあり、役所での手続きがお昼にかかると、よくランチで利用した思い出があります。

最近はなかなか訪れる機会がありませんでしたが、「昔のあの美味しさが変わっていなければいいな」と少し祈るような気持ちで、迷わずカツ丼を注文しました。

運ばれてきたカツ丼は、まず見た目からして満点。そして一口食べた瞬間、私が期待していたものがすべてそこにありました。

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出汁の旨みはしっかりと感じられ、トンカツも丁寧に仕上げられています。どちらにも手抜きは一切なく、実に美味しい一杯でした。

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何より嬉しかったのは、何十年も前に親しんだあの味が、今も変わらず残っていたことです。懐かしさと安心感が入り混じり、食べ終えた後には何とも言えない幸せな気持ちになりました。

地元には、こうして長く愛され続ける名店があります。「けやき庵」は、そんな一軒だと改めて実感しました。

蕎麦屋のカツ丼が好きな方には、ぜひ一度味わっていただきたい、自信を持っておすすめできる地元の名店です。