松戸歴史探訪

旧松戸宿の歴史の痕跡を辿って来ました。 江戸時代の松戸は、日本橋を起点とした旧水戸街道の3つ目の宿場町として、 また江戸川の水運を利用した物流の拠点として栄えていました。そして、街の中には、小説や映画に登場する剣豪・千葉周作が入門した浅利又七郎の道場が有り、舟運の基点だった納屋河岸跡や本陣跡が有ります。明治時代に坂川に架けられたレンガ橋は、県内に残るレンガ造樋門で最古とされています。

身近な歴史探訪ウォーキング開始です。松戸駅西口から出発して市民劇場の交差点を右に曲り旧水戸街道を少し歩きすぐ左折して松の木橋を経由して樋ノ口橋まで歩き旧平潟河岸です。平潟と言うと、ご存知の人も多いと思いますが遊郭が思い浮かびます。今日はその理由を勉強しました。昔、江戸川はこのあたりがかなり蛇行していて船がつけ易い場所が、この平潟だったそうです。沢山の船が集まる🚢つまり多くの船員が集う場所で、自然と休憩所や飯盛り女も集まり更には遊郭ができると言う歴史だったそうです。その後、享保年間に江戸川が改修され真っ直ぐになったので、平潟は徐々に使われなくなり新河岸(納屋河岸)に物流が移って行きました。現在の松戸市遊郭の歴史を消したい様で地名も消され痕跡も僅かです。痕跡のひとつが松戸で最も古い寺院で1609年建立の来迎寺です。境内には遊女の墓もある様ですが、今は公開されていません。f:id:kaccinster:20230618175704j:image そして、もうひとつが水運の安全を祈願する為の平潟神社です。龍神つまり水の神です。f:id:kaccinster:20230618175923j:image こちらを後にして新河岸に行きました。こことて更に新しいもう少し下流に河岸は移されて行きます。f:id:kaccinster:20230618180257j:image ここから旧河岸通りを堂の口橋を渡って宝光院に向かいます。門前には千葉周作ゆかりの木拄が有りましたが、この柱は松戸本陣の柱が使われています。f:id:kaccinster:20230618181141j:image 柱の横には説明書きが有りました。f:id:kaccinster:20230618181252j:image

f:id:kaccinster:20230618181245j:image 境内には幾つかの寺も集められており墓も周作の父の墓などが有りました。 f:id:kaccinster:20230618181440j:image
f:id:kaccinster:20230618181435j:image ここから位置関係を確かめる為江戸川CRと並行している一般道にキツネ橋から戻り更にはエドサイにあがりました。100mほど下流に歩き一般道に戻った角に石碑が有りました。f:id:kaccinster:20230618182436j:image
f:id:kaccinster:20230618182431j:image 近年の松戸市は歴史の街より子育ての街に軸足を移している様で、せっかくの説明が読み難いのが残念でした。この石碑の向かいが本陣跡でした。 f:id:kaccinster:20230618182750j:image この後は現在は郵便局になっている脇本陣をみて坂川に向かい明治31年に作られたレンガ橋(小山樋門)を見ました。f:id:kaccinster:20230618183653j:image
f:id:kaccinster:20230618183647j:image この坂川沿いの道は徳川慶喜も写真撮影を楽しんだとの説明書きが有りました。f:id:kaccinster:20230618183857j:image 川沿いから直ぐにあるのが松龍寺で、ここは松戸が天領になる前の100年間、高木家が治めていて墓が有りました。f:id:kaccinster:20230618205321j:image
f:id:kaccinster:20230618205325j:image そして門には徳川家との蜜な関係を誇示するかの様に紋がついて居ました。f:id:kaccinster:20230618205520j:image
f:id:kaccinster:20230618205514j:image 再び坂川沿いを歩き🚶‍♀️ゴールの松戸神社に到着しました。f:id:kaccinster:20230618205647j:image 実質2時間1万歩でしたが江戸川の舟運に対する理解が深まったウォーキングでした。どの場所も自転車では何度も訪れているのですが、歩いてみると更に細かい事に気付きが有りました。最後は、ご褒美でスタバでキャラメルフラペチーノです。f:id:kaccinster:20230618210058j:image まとまり無い冗長なウォーキング記録にお付き合い頂きありがとうございます。