行列よりも気楽な一杯 ― 松戸ラーメン事情私論

実は、我が松戸は知る人ぞ知るラーメン激戦区である。

全国区で名前が挙がる店も少なくない。仮に人気投票をすれば、だいたい次のような顔ぶれになるだろう。

・中華蕎麦 とみ田

・兎に角[松戸店]

ラーメン二郎松戸駅前店]

・雷 本店

・中華そば まるき(まる花)

確かに、どの店も個性が際立っており、味も申し分ない。

松戸に住んでいて、これらを評価しないのは少し無理がある。

ただ、率直に言えば「たかがラーメン」で目の色を変え、長時間行列に並んでまで食べることには、どうにも抵抗がある。

年齢のせいか、あるいは単なる性分なのか、そのあたりは自分でも分からない。

そんな私が、気が向くと足を運ぶのが流山の「丸源ラーメン」だ。

いわゆるチェーン店だが、駐車場が広く、店内が清潔で、気負わずに入れる。その安心感を高く評価している。

ここ10年ほど、頼むメニューはほぼ変わらない。

「野菜肉そば・低糖質麺」である。

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ご存じの通り、ラーメンは栄養やダイエットを意識し始めると、ほぼ“毒”と言っても差し支えない食べ物だ。

その点、この野菜肉そばは、そこを意識した設計になっている。野菜がたっぷり入っているという、まずは心の免罪符。そして糖質を気にする層を取り込む低糖質麺だ。

ここ数年、糖質制限ブームもあって低糖質麺はすっかり市民権を得た。しかし正直なところ、普通の麺と比べると「もう一歩」というものが大半である。

その点、丸源の低糖質麺は、しっかり“美味しい”。妥協の味ではない。

だからこそ、私は何度もリピートしている。

松戸の名店を横目に、今日も気楽な一杯を選ぶ――それもまた、悪くないラーメンとの付き合い方だと思っている。