映画 「すばらしき世界」

忘年会が久々に続き、自分だけの時間が持てない中、真夜中のアマプラ映画鑑賞です。役所公司主演の「すばらしき世界」f:id:kaccinster:20231222114910j:image 以外に良かったです。ネタバレしない範囲であらすじです。「人生の大半を裏社会と刑務所で過ごした男の再出発の日々を描く。殺人を犯し13年の刑期を終えた三上は、目まぐるしく変化する社会からすっかり取り残され、身元引受人の弁護士・庄司らの助けを借りながら自立を目指していた。そんなある日、生き別れた母を探す三上に、若手テレビディレクターの津乃田とやり手のプロデューサーの吉澤が近づいてくる。彼らは、社会に適応しようとあがきながら、生き別れた母親を捜す三上の姿を感動ドキュメンタリーに仕立て上げようとしていたが……。」

原作が直木賞作家・佐木隆三が実在の人物をモデルにつづった小説「身分帳」で、これを基に「ゆれる」「永い言い訳」の西川美和監督がメガホンを取った作品です。コメディの様なないような、さも有りなんと言う展開で前科者の社会適応が描かれますが、随所に風刺要素が有り、特にマスコミの身勝手さの描き方が見事でした。f:id:kaccinster:20231222115032j:image 主演の好演はもとより、脇役全てが個性的で素晴らしかった。特に印象に残ったのは梶芽衣子キムラ緑子でしたが、どの俳優も自分の個性を活かした演技でした。f:id:kaccinster:20231222115150j:image なかなか良いと思える邦画に出逢えないのですが、これは2時間があっという間にたちました。あ〜眠い。