大統領の理髪師


タルサマクリーン さんが紹介していた善き人のためのソナタこれは、素晴らしい映画で私が見た中でもトップクラスです。話の展開の早さ、見ている最中の緊張感、そして話の終わり方、どれも文句なし、特にあの終わり方はアジア映画でもハリウッドでも出来ない、素敵な終わり方です。見終わった後、身体が震えるほどの感動でした。自分の東独での記憶がオーバーラップしました。今日はもうひとつ素晴らしかった映画大統領の理髪師を紹介します。 韓国映画ですが、冬ソナ系とは違ったテイストです。この二つの映画は文句なしにこの数年の私のマイブームです。二つとも政治的な背景抜きには語れない映画ですが、かといって堅苦しく、頭が痛くなるようなものでは有りません。最近、漠然と感じているのですが、アジア映画は、激動の60年代70年代を描いたものに名作が多いように感じます。なお、大統領の理髪師の主演男優のソン・ガンホは韓国では有名な俳優だそうで、様々な映画に出ています。アジア映画の場合、結構、個性的な俳優が色々な役柄に挑戦しているのが面白いと思います。日本の場合は、と断定的に云ったらいけないと思いますが、味のある役者が少ないように感じます。昨年のソン・ガンホ主演作品にグムエル・漢江の怪物があります。単なる怪獣ものと思ったら大違い、深いものがあり面白いですよ!