"バッキンガム宮殿を守る、誇り高き" 英国近衛軍楽隊Coldstream Guards Bandのコンサートに行って来ました。 200年以上にわたってバッキンガム宮殿の衛兵交代式で演奏の任務を担う世界的に有名なバンドです。 伝統的な赤いユニフォームと熊の毛皮の帽子もしっかりみて来ました。コンサートは聖徳学園の企画で12/3(火)開催でした。プログラムに有ったバンド紹介です。 まさか、このバンドを日本で見れる機会が来るなんて夢の様です。開演して入場です。 このコールドストリームガーズは近衛歩兵の第2連隊所属ですが、「スコッツ」「アイリッシュ」「ウエルシュ」イギリス陸軍歩兵近衛旅団に所属する5つの連隊それぞれに軍楽隊が存在するそうですが、これら5つの軍楽隊はイギリス陸軍に80隊以上あるイギリス陸軍の連隊付き軍楽隊のうち、特に優秀とされ「スタッフバンド」と呼ばれているそうです。彼らが被っている近衛兵の象徴であるベアスキン(熊皮帽)は、第1連隊「グレナディアガーズ」がワーテルローの戦いで相手のフランス兵の着用していた熊皮帽子を戦利品として得たのを始まりとしています。白兵戦で、この帽子を被ると巨人に見えるとも言われて居る様です。コンサート開始30分前に入ったのですが、司会がサプライズで中庭でも演奏が有り素晴らしかったと紹介がありました。残念!見逃しました。 そして、入場の後に演奏開始早々、軽快なアンサンブルと個別の奏者のソロの見事さに驚かされました。 前半のプログラムです。
・聖ジョージの旗 作曲アルフィード
・神々の辞典、第1楽章 作曲 ガラント
・タインの水 伝統曲編曲 ロックリー
・マリンバソロ
・メリー・ゴー・ラウンド作曲 スパーク
・ビートルズ:時代の響き 編曲 ヒギンズ
・歌劇/ミス・サイゴンの劇中歌ブイ・ド唄:J・スコット軍曹
あっという間に前半が終わってしまいましたが、ビートルズのメドレーは有名曲に合った楽器をフィーチャーしての演奏で聴き惚れてしまいました。休憩を挟んで後半が始まりました。
・雷鳴が呼ぶとき作曲 ロヴァット・クーパー
・ジェームズ・ボンド 007編曲 デ・メイ
・ドント・ストップ・ミー・ナウ作曲マーキュリー 編曲 シェパード
・ウィー・アー・ザ・チャンピオズ
ボーカル:スコット軍曹 作曲 マーキュリー
・The MUSIC-作曲 マイルズ
ここまででも、充分にのれるのですが、いよいよバグパイプの登場です。
・79th フェアウェル・トゥ・ジブラルタル
・パイプソロ曲 ケルビングローブの薔薇
・バグパイプ曲 ハイランド・ラデイ
最後の曲は
・ファイア・イン・ザ・ブラッド
作曲ロヴァット・クーパー
演奏は終了しましたが拍手鳴り止まず。結局アンコールは3回も付き合ってくれた大サービスで最後はさくらさくらと八木節でしたが、さすが国賓を多数迎えたバンドの実力と和のメロディに目頭が熱くなりました。