またもや時間逃避としてYouTubeで映画鑑賞。「社長漫遊記」は、1963年に公開された東宝の「社長シリーズ」第16作目のコメディ映画です。
物語は、欧米視察から帰国した太陽ペイントの堂本社長(森繁久彌)が、アメリカ流のビジネススタイルを社内に導入しようと試みるところから始まります。肩書の廃止、レディファーストの推奨、接待の廃止などを打ち出しますが、秘書課長の木村(小林桂樹)や営業部長の山中(加東大介)らは戸惑うばかり。そんな中、堂本は若戸大橋の開通式に招待され、これを機に九州の販売店を巡る旅に出ます。
旅先では、芸者の〆奴(池内淳子)や、ライバル会社と契約を狙うマダムのれん子(淡路恵子)と遭遇し、次々と騒動に巻き込まれます。さらに、妻のあや子(久慈あさみ)が突然合流し、堂本の旅は予想外の展開に。
森繁久彌、小林桂樹、加東大介、三木のり平らが共演し、日本企業の風刺や人間模様をユーモラスに描いた本作。見どころの一つは、1962年に開通したばかりの若戸大橋が登場する点です。当時の最新インフラが映画に取り入れられ、戦後復興から経済発展へと進む日本の活気が感じられます。以前視聴した「社長洋行記」洋行雑感 - Kaccinのひとり言とは異なる趣があり、また違った魅力を楽しめました。