我が松戸にも自衛隊の基地が有ります。戦前は陸軍の飛行場でした。沿革は次の通りです。
・航空局松戸飛行場(昭和15年)6月3日
・保安隊松戸駐屯地(昭和27年)10月15日
・陸上自衛隊松戸駐屯地(昭和29年)1954
そもそもは、逓信省航空局松戸飛行場として竣工し、併せてこの飛行場を使用する中央航空機乗員養成所も開所しました。今回の72周年イベントは陸上自衛隊の駐屯地として発足から数えて居ます。
最寄駅は新京成の元山駅とくぬぎやま駅ですが、今日は元山駅から正門に向かいました。見学の前に、この基地はどんな役割を担って居るのかWikiで予習しました。間違っているかもしれませんが、大きく3つの役割がある様です。ひとつ目が需品部隊で、学校も併設しています。需品とは、各部隊に対する各種活動を任務とし、武器・装備品以外の食料・燃料・水・被服をはじめとする物品の補給整備等を担当する。入浴や洗濯も担当であるため、地味ながら大活躍するとの事です。と言うことは、災害派遣の主役ですね。2つ目が高射砲部隊で、たぶん戦前から引き継いだ物だと思います。3つ目が電子通信部隊です。具体的に何をするかわかりませんが、近代戦では大切な機能だと思います。そんな事を脳内反芻しながら元山駅から5分で正門に到着、手荷物検査の後、入場しました。正門から、まっすぐイチョウ通りを進みます。 道の両側に整然と建物が並びますが、程なくホークミサイルの展示がありました。
これは、ワンジェネレーション前のミサイルの様ですが、迎撃を想像するとドキドキします。このホークミサイルから右折すると模擬店が出品されていました。食べるのはよしにして記念式典会場に向かいます。10:30開始で5分前ですが、既に沢山の見学者でした。左右両側から各部隊の入場行進です。残念ながら吹奏楽団は不在でしたが整然とした行進に胸が熱くなります。 入場行進の後は各種展示を見学しました。まず、能登地震の災害派遣のパネル展示です。自衛隊の活躍に頭が下がります。
本当に大変な任務をこなした隊員の皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。この部隊の入浴支援システムの体験コーナーで足湯をしていたので覗いてみました。
実際、現場でこのシステムが大活躍した事は想像に難くありません。お風呂の次は洗濯システムです。
着のみ着たままの被災者にとって何とも有難い支援機能です。更に生活に必要な支援システムである浄水機能です。
各種展示を見学して感謝の気持ちでいっぱいになりました。あとは幾つもある建物を見て回りました。 松戸駐屯地を後にしてウォーキングをかねて五香まで歩きましたが、思わずこの看板に声をあげてしまいました。 冷静に考えると犬のヘアーカットなのですが、わかる人にはわかる理由で驚いた次第です。風がやや冷たかった秋晴れの気持ちの良い1日でした。