聖徳大学オープンアカデミー

珍しく受講料無料だったので参加して来ました。今年の大河ドラマからか源氏物語の概論でした。f:id:kaccinster:20240421060716j:image 講堂がいっぱいになって参加者は約500人でした。松戸市民の知的好奇心スゴイ。講演は可もなく不可も無くのお話でした。講演後関連資料が展示して居るとの事なので美術館館を見学しました。f:id:kaccinster:20240421061311j:image こちらは、講演と違い驚き感動の嵐でした。写真撮影は出来なかったのですが展示品の文字の美しさや、平安時代にそれが有った事に感動を覚えました。f:id:kaccinster:20240421061942j:image 展示されて居る書物の本としての美しさと、文字の綺麗さに驚きました。そして、展示書物の多くが武家や公家の妻の嫁入り道具だったと知りました。その事から、公家や武士の妻の結婚後は奥として家を守ると共に書物による勉学や精神性を高める必要が有ったのではと感じました。階級社会での妻の位置は、現代の家事イメージでは無く、家事の雑事は下男や女中が担い、奥様には違う何かが求められるのではと思った次第です。そんな視点で源氏物語を眺めると一夫一妻制の中での紫式部の悩みや煩悩を感じました。平安時代の印象は一夫多妻制に見える事の裏腹に。考え纏まりませんが、素晴らしい展示でした。