3連休の初日、たばこと塩の博物館に行って来ました。松戸市立博物館友の会の仲間から、面白いよと言われて興味を持ちました。地図を見てロケーションを調べるとスカイツリーの近くです。最寄りはスカイツリー駅、押上駅、本所吾妻橋の3択です。そうだ、都バスで行ったら遠足気分味わえるのではと思いつつ渋滞だと時間読め無いしなどなど心配しながら、金町から浅草寿町行きのバスに乗りました。案ずるより産むが易しで渋滞無しで本所吾妻橋に到着です。10分ほど歩いて倉庫街に到着、突然立派な建物が現れました。 どうにも、お金のかかったデザインで隈研吾氏建築を思わせる独特なものでした。調べてみると設計は安井建築設計で、かつて、タバコの製造過程では葉を吊るして乾燥させている、その風景をモチーフにしたそうです。エントランスです。 画像左側のブロンズ像はスェーデンの煙草屋の看板と書かれて居ました。前振りが長くなりましたが、 ここはJT(日本たばこ産業)の企業博物館です。2015年に、渋谷から移転オープンしました。JTの前身はタバコと塩を独占的に扱った日本専売公社で、これは大蔵省(現・財務省)から戦後に分離した特殊法人です。この建物も煙草倉庫の跡地を利用したものです。展示は、塩関係は世界各地から集められた岩塩や、日本の過去から現代までの製塩施設の模型が、タバコ関係は世界各地の喫煙具のコレクションや日本の煙草屋の模型などが展示されています。この記事のタイトルを、大人の社会科としたのは、見学して強く感じたのは、ここは子供向けの展示で無く潤沢な資金を投入して作られたマニアックな展示物が目白押しで展示も説明も読み応えが有り、まさに大人の社会科のお勉強ができる博物館です。入場料を支払って入館です。 料金もわずか100円です。展示は2Fが塩、3Fが煙草です。 入ってすぐ展示されていたのが、「 聖キンガ像の祭壇」という題名の岩塩彫刻。ポーランドの世界遺産・ヴェリエチカ岩塩抗にある礼拝堂の彫刻をモチーフに、本場ポーランドの職人によって製作されたものです。 画像ではその迫力が伝わりませんが、まさにどれだけお金かけて居るんだと驚かされました。 像はもちろん、周りのアーチや床、シャンデリアまで塩でできていてビックリです。もっけのこの展示だけでも目が釘付けになり30分近く説明含め見てしまいました。この後のコーナーもう日本の塩作りの歴史、変遷も丁寧に説明した展示が有り、民間企業では決して出来無い素晴らしいものでした。本当に大人が楽しめる展示ばかりで、オススメです。余りにも膨大かつ立派な展示で最初のコーナーの説明で筆力の限界を超えてしまいました。でも、ホント面白かったです。