どちらかと言うと、グルメ系食べ歩きで好奇心を満たす日々ですが、著しく知的好奇心を刺激された企画展に参加しました。幽霊友の会会員ですが真剣に展示初日の学芸員みずからのレクチャーを受けました。 縄文時代の土器は、基本的には煮炊きをするための生活の道具だと思ってました。それが、1.6万年続いたと思われる縄文時代後期になると、不思議な形をしていて何に使ったのかもよくわからない土器がいくつも出現した事を知りました。それらは「異形(いけい)土器」とよばれ、種類によっては東日本全域で見つかったそうです。今まで土器と言ったら火焔土器とか埴輪とかのイメージしか無かったのですが今回、数々の土器見るとホント、ヘンテコリンです。展示パネルにわかり易く分類されて居ました。 漠然とみていると単なる土器にしか見えませんが、学芸員が実にたくみに説明してくれたので好奇心Maxです。写真撮影Okだったのでパネルそのままですが、何で異形土器なのか。 異形土器はなぜ作られ、広まっていったのか、謎が深まるばかりです。そして、東日本各地の異形土器は、縄文時代においても人びとが地域を越えた関わり合いが有った事もわかりました。北海道や東北でしかない土を使った土器が数多く東日本各地に有る事から、当時既に物流があったと推定せざるを得ません。なんで、こんな土器があるんでしょう。 まとまりがつきませんが、謎は深まるばかりです。遂に人口50万人を超えた松戸市が誇る博物館紹介ですが、無駄な程に税金をつぎ込んだ施設ですが、 とても素晴らしい環境に有りますので、ご興味有れば是非お立ち寄りください。21世紀の森に立地して居ますが、ここは市民として実に誇れる施設です。 珍しく宣伝しちゃいました。それにしても異形土器は不思議です。ハングルのサイト見てると彼の地でも日本統治時代に数多く発掘されている様です。 今暫く知的好奇心の旅を続けます。