コリアンタウン

新松戸に住んで随分時間が経ちますが、それまで全く縁が無かった北千住、町屋、日暮里、三河島などの地域に興味が湧き食べ歩きを重ねて来ました。その中で三河島は、最初は松本清張の世界で「三河島事件」f:id:kaccinster:20240415132423j:image のイメージしか無かったのですが歩いてみると沢山の韓国系のお店が有ります。調べてみると関東地区のコリアタウン発祥の地などとも言われて居る様です。1919年ぐらいから韓国最南端の島である済州島からの人々が移り住み、その半数以上が高内里(コネリ)という済州島北西部にあるムラ出身の人々です。そして大東亜戦争後も4・3事件や朝鮮動乱後から1965年の日韓条約の問にもかなりの人が来て居ます。この辺の話は幾つかの小説の題材にもなって居るのでご存知の方もいらっしゃるかも知れません。前置きが長くなってしまいましたが、既に5〜6回自転車や歩きで、このエリアに訪れて居るのですが、歴史や由来を知れば知るほど敷居が高くなり韓国料理店に入れませんでした。今回は友人が背中を押してくれて入ってみる事にしました。最初は辛風という店に入ろうとしたのですが、予約でいっぱいで入れませんでした。向かいの東京ガーデンに入る事にしました。以前は一際大きな看板が周囲を圧倒していますが最近の移転に伴い看板も小さく場所も地下になって居ました。昔の看板です。f:id:kaccinster:20240415092321j:image 店はアジュンマの1人で切り盛りして居る感じです。内装も未完成に見えました。オーダーはミニジャージャー麺、韓国式酢豚、イカの和物、白飯を頼みました。まずは韓国式に小皿に色々出て来ました。f:id:kaccinster:20240415092355j:image 箸をつけて見るとカクテキが美味しいです。次にお目当てのジャージャー麺と韓国式酢豚です。f:id:kaccinster:20240415092544j:image 酢豚に取り掛かりましたが中華の酢豚と違いイカなどの天ぷらに甘酸っぱいソースをかけた感じです。f:id:kaccinster:20240415092922j:image 美味しいです。カリッと揚げた衣にタレがよくあいます。次が韓国の国民食ジャージャー麺です。f:id:kaccinster:20240415093128j:image 極太の中華麺に味を馴染ませる為、よくかきまぜます。f:id:kaccinster:20240415093319j:image 見た目悪いですが美味しいです。ジャージャー麺は中国が本場で日本にも有ります。韓国の ジャージャー麺の味の基本ともなるテンメンジャンが使用せず、代わりに「チュンジャン」と呼ばれる「甘い黒味噌」の様な調味料が使用されます。甘味が強く真っ黒が基本です。でも美味しいです。そしてイカの和物が出て来ました。f:id:kaccinster:20240415093433j:image まさに韓国のナショナルカラーでした。これも辛さが絶妙でご飯🍚との相性バッチリです。どれも美味しくてお腹いっぱいです。満足感に浸りながら徒歩3分の三河島駅から帰路に着きました。f:id:kaccinster:20240415093925j:image