野田市にある普門寺で、年に1度この日限りで2月11日に、千葉県指定有形文化財の「絹本著色釈迦涅槃図（けんぽんちゃくしょくしゃかねはんず）」が特別公開されるので行って来ました。
このお寺は1624年に開山されました。涅槃図とは、お釈迦様が今まさに亡くなろうとしている光景を描いた絵図です。釈迦の命日である2月15日に行われる法要「涅槃会（ねはんえ）」で飾られるものですが、普門寺では、毎年その直前の祝日である2月11日に一般公開しています。この絵は千葉県の絵画史上、特に意義のある作品と評価されて居ます。卜仙（ぼくせん）による1537（天文6）年の作品で、初めに絹の布地に下絵を描き、絵の具などで着色する「絹本著色」と呼ばれる手法が用いられています。
中央にお釈迦様が横たわり、その周りを弟子たちが囲み、上空には月、下方には状況を知って集まる生き物たちが描かれています。ゾウやトラなど大型動物からウサギやネズミなどの小動物、トキやツルなどの鳥類、トンボやヒキガエルなどの昆虫まで約40種50頭。中央部分のみ拡大してみました。
一般的な涅槃図に登場するものをほぼ網羅した細かな描写に驚かされました。今回のご開帳では御住職が簡単なレクチャーが有りました。
充分に絹本を楽しみましたが、これ以外のもう一つの文化財で有る閻魔大王も迫力が有りました。
これ以外にも入ってすぐの6地蔵も格段の趣が有りました。
今日は運河駅から理総公園経由で普門寺に到着、帰路は運河を辿り駅まで歩いて2万歩のウォーキングでしたが気持ちの良い冬の1日でした。
P.S 閻魔大王有難うございました。女子バスケ86-82でカナダを破り予選突破してオリンピック出場決定です。最後の7秒は天空からのお力を強く感じました。
