明治の建物


先日の夜の都内散策の時、日向坂を登ったところに素敵な建物が有りました。隣はオーストラリア大使館、正面は簡易保険センターです。場所は三田二丁目の斜面と高台に位置し、高台上にこの建築物が存在し、南側の斜面及び低地に庭園が広がっています。調べてみると、この建物の名前は綱町三井倶楽部でした。1910年(明治43年)- 島津佐土原藩藩邸跡に三井総領家第10代当主三井八郎右衞門高棟がジョサイア・コンドルに設計を依頼し建築。その後、三井財閥の迎賓館として使われ、現在も三井グループの会員制クラブになっています。ジョサイア・コンドルはお雇い外国人として来日して東京駅を作った辰野金吾氏等の日本の建築家の育成に力を注いだそうです。いずれにせよ、こういった、明治時代の建物が残っているのはとても貴重です。 ポタで行く大好きな’運河’や江戸川周辺の樋門も、この時代に欧米の技術を積極的に取り入れ作った物ですが、明治時代はつくづくすごい時代だと思います!