吹奏楽の夕べ

吹奏楽大好きです。管楽器(wind instrument)と打楽器で奏でる吹奏楽は、英語では「ウィンドオーケストラ」と呼ばれ、その歴史は古代エジプトに遡り、ラッパを描いた壁画が残り、ツタンカーメン王の墓からは銀製のラッパも出土しています。大音量の音響は、中世のトルコでは軍楽隊として発展し、11~13世紀、十字軍と戦った際にはその音色が敵を驚かせ味方の指揮を鼓舞しました。その後の西洋音楽に大きな影響を与えたのでモーツァルトやベートーベンも「トルコ行進曲」を作曲しています。前置きが長くなりましたが聖徳大で開催された吹奏楽の夕べの第2部を鑑賞してきました。f:id:kaccinster:20240111142054j:image 第1部は小中高生の演奏で第2部は指導者の先生で構成された吹奏楽団の演奏でした。プログラムはロマネスクから始まり、「組曲イーストコーストの風景‘ニューヨーク’」、子供のテーマ「丘を越えてかなたへ」と続き最後は日本人作曲の「森の贈り物」でした。f:id:kaccinster:20240111141259j:image 私は2階席での鑑賞でしたが1階には沢山の中高生が座って居ました。こんな素晴らしい吹奏楽を聴ける彼らは幸せだなぁと思いました。 これだけの吹奏楽奏者を抱えている聖徳学園が如何に吹奏楽にチカラを入れているかを実感しました。日本は学校、職場などで100万人超が楽器を手にする吹奏楽大国ですが、それを支えているのが今日の演奏者達だと思いました。楽しい吹奏楽の夕べでした。