ニューイヤーコンサート2024

ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団ニューイヤーコンサー卜2024f:id:kaccinster:20240111224212j:image

歴史と伝統に裏打ちされた本家本元のウィンナワルツを満喫して来ました。年初から各地をまわり12日金曜日に松戸に来てくれました。

06日(土):フェスティバルホール

08日(月):東京オペラシティコンサートホール

    (昼、夕方の2回公演)

09日(火)府中の森芸術劇場どりーむホール

12日(金)聖徳大学川並香順記念講堂

この12日のコンサート以外は一般公開ですが、幸せな事に招待券を頂き至福の時間を過ごしました。こんなプログラムでした。

<前半>
ヨハン・シュトラウス 2世:喜歌劇『こうもり』序曲
・ヨーゼフ・シュトラウスポルカマズルカ「燃える恋」
ヨハン・シュトラウス 2世:トリッチ・トラッチ・ポルカ
ヨハン・シュトラウス 2世:ワルツ「レモンの花咲くところ」
ヨハン・シュトラウス 2世:「メロディーエン・カドリーユ」
ヨハン・シュトラウス 2世:ワルツ「ウィーン気質」

<後半>
・カール・ミヒャエル・ツィーラー:喜歌劇『財務責任者』よりワルツ 「いらっしゃいませ」
ヨハン・シュトラウス 2世:フランス風ポルカ「クラップフェンの森で」
エドゥアルト・シュトラウスポルカ・シュネル 「ブレーキかけずに」
・フランツ・レハール:ワルツ「金と銀」
ヨハン・シュトラウス 2 世 :ポルツ・シュネル「観光列車」
ヨハン・シュトラウス 2 世 :ワルツ「美しく青きドナウ

 

2日続きのコンサートでしたが、最初の一音聴いただけで、これは凄い、出来るという感じでした。彼らも手慣れた選曲なのでしょうか、余裕綽々の演奏でした。聴いていると3/4拍子のワルツでは、大きなボールルームで踊りに興する姿が目に浮かびます。途中で挟まれるポルカの素朴で明るく健全な音色は、抱き合って踊るワルツとは違い明るく軽快なので19世紀のヨーロッパで広く流行ったのかも。深読みすると全盛期のハプスブルク家の象徴の様なワルツに対抗したのがポルカだったのかもしれません。新年早々素晴らしいコンサートでした。