Kinfolk bicycle


海外の友人から、最近では見ないような綺麗なフレーム見たよといって上の画像を送ってきました。でも、どう見てもVivaloです、どうなってるんだと思いビルダー名を尋ねてみるとthe Kinfolkbicycle co.との事。このHP見ると、なんとやはりビルダーはVivaloの日下さんでした。てっきり、Vivaloの新規オーダーはComfortで受け付けるんだと思い込んでいましたが、違った形でも生産続けてることがこのサイト見てわかりました。ひょっとしたら仕掛けている人は皆同じなのかもしれませんが。でも、こういった形でも、ある意味滅び行く日本のビルダーの技術が海外から注目されるのは、とても嬉しいです。ちょっと、長くなりますがフレーム素材について独断と偏見の考察を書いてみます。日本の自転車業界は東京オリンピック前後で集中的に欧州ブランドに追いつけ追い越せで技術を磨いて素晴らしい発展を遂げましたが、アルミフレームが出た段階で業界としては、この素材のフレーム造りにどこも真剣に取り組まず技術として確立したたクロモリにしがみつきました(この時期のクロモリフレームはイタリアより日本が上だと思います)。これに対して積極果敢に取り組んだのがGiantを中心とした台湾勢、そして89年か90年か記憶定かでありませんがツールでカーボンがワンツーフィニシュして、そのあといっきにレース素材はカーボンに取って代わられ、これをリードした製造技術は台湾、中国、いまや中国と言っても過言でないと思います。結局、日本の自転車業界は技術革新に取り組まず、部品メーカーとしてのシマノのみが技術革新の追っかけに真剣に取り組み、いまや世界を引っぱってるんだと思います。この状況に今後変化が有るとしたらEchoの観点も含め国を挙げて自転車に急接近している韓国勢が、なにか新技術を持ち込んでくるのではと予感します。でも、やっぱりフレームとしては工芸品観点ですがクロモリホリゾンタルが美しいと思います。