日曜日のヘロヘロウォーキングの一因がこの、極めつきに美しい神社の参拝です。冗長な記録ご容赦ください。6号線江戸川渡る手前に、こんもりした森が見えていて、なんだろうと思って居ました。常磐線からもこんもりが見えます。行って見ると浅間神社でした。こんもりの正体は極相林でした。極相林(きょくそうりん)とは、日照・気温・湿度等の自然環境に適応できない樹木の淘汰がすすみ、やがて生育に適した植物のみが層位(高木・亜高木・低木・草本)ごとに定着し、長期的に安定した森林のことです。市街地にもかかわらず、浅間神社には、タブノキ・ヤブニッケイ・アオキ等を主体とする植生が維持されていました。ここは、小さな山そのものを富士山に見立てた浅間神社で、周囲は山麓まで開発され尽くされ、長きにわたり神聖な山として保護され神社だけがポツンと取り残されて居るのが実体でした。境内に入った瞬間から厳かな雰囲気です。すぐ左手に手水舎と「登山道」です。 手水舎は屋根の形状がおもしろく、また綺麗な水が溢れて気持ち良くお清め出来ます。 さっそく標高28mの富士登山です。正面の鳥居から登山道が長く頂上に続いて居ます。 まず、一の鳥居ですが幟には、「小山 浅間神社」と印刷され、神紋は、赤色日の丸に、三日月が白抜きされていました。「月紋」となると、千葉氏ゆかりの神社だと思います。そして参道は全てが石段です 勾配こそ緩やかですが、石段が長いので、手すりが設置されていて有難いです。 登り始めて 「二合目」標識付近に、ご神木と小さな祠がありました。 更に上と「六合目」付近に神猿の石像がありました。 まもなく山頂というあたりで赤色幟が目に入ってきました。稲荷社です。 そして、 二之鳥居をくぐると拝殿です。参拝すませて下山ですが、鬱蒼とした森のイオンを浴び気持ち良い森林浴が出来ました。山麓まで降りても、まだまだ見る物が有ります。下浅間宮です。 これ意外にも池や橋が有り、神楽殿が有ります。これは、かなり新しい様です。 社務所は、こんな感じでした。 そして、改めて縁起を読み直して見ました。 まごう事なき浅間神社で富士山の噴火を鎮魂する施設だと思いました。ひっそりした環境で参拝出来ましたが、松戸市はこんな素晴らしい神社をもっと宣伝しないのかと思う気持ちと、沢山の参拝客も嫌だなぁと言う気持ち相半ばで神社をあとにしました。