東京ジャーミィ

土曜日の午後、なんとか雪は降らずにすみそうなので、代々木上原駅近くのモスク、東京ジャーミィに行って来ました。f:id:kaccinster:20240120223839j:image ネットで調べると毎週土曜と日曜の14時半から、予約不要で無料で見学会をしてることがわかりWebサイトには服装規定とか詳細が出て居ました。一応行く前に背景を調べました。 モスクの歴史自体は古くて、1938年から、ロシア革命の影響で中央アジアから東へ東へ、海を超えて日本まで、やってきたトルコ系の人々によってはじまったようです。今の建物は2000年に建てられたもので、16世紀のオスマン・トルコの伝統的な建築形態を再現したものです。高いミナレットと、美しい礼拝堂があります。f:id:kaccinster:20240120224006j:image 本国から100人以上の職人を呼び寄せて、「水とコンクリート以外のほとんどすべて」を現地から取り寄せて、数年がかりで建築したそうです。代々木上原駅から歩く事5分すぐに到着です。14時過ぎに中に入ると、既に30人ぐらいの見学者がロビーで待って居て、紅茶、白湯とデーツのお接待が行われて居ました。また、沢山のイスラム関連のパンフ、書籍が無料配布されて居ました。14時半になると、案内が始まり階段を登り2階の礼拝所に向かいました。f:id:kaccinster:20240120224925j:image 入り口で靴を脱ぎ、女性はヒシャブを巻いて中に入ります。ふんだんに大理石が使われ、彫刻された木の細工、鮮やかな色のタイルに目を奪われました。f:id:kaccinster:20240120225516j:image 壁にはニュアンスの違ういろいろな青、大理石の白、優しい金色、沢山の色が溢れて居ます。またステンドグラスがとてもきれいです。チューリップやバラの装飾がかわいく、アラビア文字が踊って居ます。外は曇りでしたが、晴れた日には更に光の饗宴が繰り広げられると思いました。f:id:kaccinster:20240120230214j:image メッカの方向に祈祷する壁が設けて有り、一際凹んだ場所が最も神聖な場所だそうです。f:id:kaccinster:20240120230427j:image 祈祷の前に簡単な説明が有り、絶対にしてはいけないのは祈って居る人の前を横切らない事で、それ以外は縛りは無いという事です。女性にはヒシャブの巻き方のは説明が有りました。f:id:kaccinster:20240120230921j:image 14時半になると人々がメッカの方向に向かって1列に並びます。f:id:kaccinster:20240120231303j:image そして、ひざを折って床に額をついて、口の中で祈りを復唱します。祈りの声は「アッラー、アクバル」(アッラーは最も偉大なり)を3唱3回(たぶん)f:id:kaccinster:20240120232132j:image 祈りを聴きながらパレスチナで起きて居る悲しい事にも考えが及びましたが 荘厳で美しい祈りを間近で見て背筋が伸び元気を頂きました。この後、礼拝所を出て、改めて外からミナレットを見上げて見ました。f:id:kaccinster:20240120232738j:image 素晴らしい宗教建築物に出会い感謝の気持ちでいっぱいになりました。でも、最後にハラール食品売り場が有り、のぞいて来ましたが、これで俗世界に戻りました。f:id:kaccinster:20240120233046j:image でも、イスラムの教え満更でも無いので、ちょっと調べて見たくなりました。