夏の想い出

雨の朝です。季節が移ろい行く中、ギラギラ太陽のもとウォーキングを楽しんだ佃島を思い返して居ます。まず、印象に残っているのが佃の溜まりです。f:id:kaccinster:20230904080958j:image この風景は昔と大きく変わっていないと思います。 もう一つが、看板建築です。どうも沢山建物が残っている石岡のイメージが強いのですが、戦災を奇跡的に免れた佃煮にもしっかりと残って居ました。おりしも関東大震災100年の今日この頃ですが、看板建築には銅板を使ったものが多くあります。関東大震災で火事の被害が大きかったことから、燃えにくい素材として選ばれました。そんな1軒が佃島にも有りました。f:id:kaccinster:20230904081044j:image  震災直後に建てられた建物だと思いますが道路に面した3つの壁に銅板が張られています。現在は深い緑色をしている銅板ですが、完成当初は陽の光を受けてまばゆく燦然と輝いていたことでしょう。時間が経つと緑青が吹き緑色に変わり対火性が優れていることから古くから神社の屋根等に葺かれていました。この建物、先日はじっくり見ていませんが、表面が錺職人の腕の見せ所で色んな柄が有ったそうです。涼しくなったら戦災を免れた建物探訪がしたくなりました。佃島で食べた‘たかさご’の焼豚とおにぎり美味しかった!また、行きたい。