松戸ホルンクラブ演奏会

土曜日の昼下り松戸ホルンクラブ「月うさぎ」の第12回定期演奏家に行って来ました。場所は松戸が誇る森のホール21小ホールです。13時開場13時半開演なので13時過ぎに会場に到着しましたが、既に満席でプログラムも配布終了で頂けませんでした。入場料無料でも、これだけ満席になるコンサートは初めてです。f:id:kaccinster:20240106222948j:image 開演前でしたが、主催者が一生懸命に空席見つけては立見の人を誘導して居ました。そんな中で前方席に滑り込めたのはラッキーでした。演奏開始です。楽団員が入場して来ましたが、大半は客席通路に立ち舞台後方席に座るのみでした。f:id:kaccinster:20240106223708j:imageそして舞台後方には音響反射板が設置されて居ました。ホルンは奏者の後方に音が出るので、その音を反射させる工夫だと思います。指揮者が入って来ました。f:id:kaccinster:20240106224054j:image タクトを一閃すると舞台通路に立った演奏者と舞台上の演奏者が同時にファンファーレを奏でました。キラキラして眩いばかりの金管の音色にノックアウトされてしまいました。今更の感が有りますが、これだけ大人数のHorn playerが一堂に会して演奏する迫力に驚かされました。f:id:kaccinster:20240106224917j:image ノックダウンから立ち上がって早々がシュトラウスの「美しき青きドナウ」で大変馴染み深いメロディで、脳裏に川沿いのサイクリングロードを駆け抜けたドイツ自転車旅の風景が甦りました。でも、この月うさぎホルンクラブとしての尺の取り方でしたので「美しき少し青きドナウ」として居たのは微笑ましかったです。この後は、「フィガロの結婚・序曲」「アイーダ」と続き、あっという間に前半終了しました。後半は有名歌曲をホルンの合わせた編曲で大変楽しませてもらいました。曲はウエストサイドストーリー、オペラ座の怪人、Cats、アニーよ銃を取れ、でした。キラキラした音色からしっとりした多様な音色を出せるホルンの魅力を人の可聴域限界の20hzから2万hzまで全部で楽しませて貰いました。兎に角楽しいコンサートですが、「月うさぎ」は2010年に3人が集まり意気投合してクラブを立ち上げた時の八柱の居酒屋の名前を頂いたそうです。演奏会最後はお決まりのアンコールの拍手ですが、大きな拍手に指揮者が「拍手のマナー説明します」と発言して、小さい、普通、大きい、拍手の時の指揮者のポーズを説明してからアンコール曲を演奏しました。ある時は楽団に向かって指揮をし、振り返り客席に向かって指揮をしての演奏でしたが、客席も大盛り上がりのアンコールでした。新年早々こんなに素晴らしいコンサートを聴かせて貰い幸せな時間を過ごしました。