オカリナ


今日も楽しく走りました。朝、知事選挙に行き投票、10時半江戸側CR古ヶ崎出発です。寒い、風、強いです。サイクリングロードは直ぐ降りて下道で吉川を目指します。 里山の中、春の息吹を感じながら、そして新しいホィールのしなやかな回転を味わいつつ、ご機嫌です。 気持ちよく走り玉葉橋周辺から江戸川CRに戻り、松戸を目指します。 追い風でした。気持ちよかったです。途中、松戸で軽くランチ、向かったのは戸定邸です。なんでも木管楽器の3重奏の陽だまりコンサートがあるというのです。 手前の坂を上り、邸内に足踏み入れると、なんともいえない柔らかい音色が聞こえてきます。そして目に飛び込んできたのは見事な咲き始めの桜の大木でした。いや〜、ホントに見事です。 次に目に入ってきたのはオカリナを演奏している4人でした。 早速、桜の木の下の陽だまりに座り込み演奏を聞かせてもらいました。オカリナも木管楽器の一種ですもの! 耳に優しい曲ばかりで特に小学校唱歌などはいつ聞いても、心が昔にタイムスリップします。ひとわたりオカリナ4重奏が終わり次は独奏に移りました。その中で、年配の男性の演奏はどちらかというとオカリナには馴染まない演歌系で、美空ひばりや千昌男などの曲を演奏したのですが、一番最初に演奏したのが’「ゴンドラの唄」でした。この曲は黒澤明の'生きる'の中のラストシーンで主人公が唄うのが有名ですが、私にとってのこの曲の想い出は父です。父がこの曲が好きで、ハーモニカで演奏したり、口ずさんだりしていて、私もギターが弾けるようになり、直ぐにこの曲が練習曲にあり心に強く残っています。流れるメロディー聴いていると、思わず涙腺がゆるんでしまいました。結局、主役の木管演奏(クラリネット)のグループは現れず、オカリナだけで終わってしまいました。でも、のんびり、ゆったり、素敵な日曜日でした。