昨日は朝鮮出兵の分捕り品について、ご紹介しましたが、この乗蓮寺には更にスゴイものが有りました。ひとつが昭和52年に建立された 東京大仏(阿弥陀如来坐像)は、高さ13mの青銅製で重さが32t。青銅製の鋳造大仏としては、奈良(東大寺大仏/14.98m、台座別で250t)、鎌倉(高徳院大仏/11.39m、121t)、高岡大仏(15.85m、13t)、兵庫大仏(能福寺大仏/11m、60t)などと並ぶ巨大な大仏です。 もうひとつが植村直己のお墓です。墓碑には草野新平の追悼詩が刻まれています。
地球には
もう彼はゐない
けれども生きてゐる
修身に化けて
植村直己は
私たちの中に
生きつゞける
やはり、彼がデナリで消息をたったのは悲しかったです。で、もっと悲しいのがこのお墓の存在を、訪問後スゴイお寺だったと知って事後に調べて知りました。改めて機会を捉え墓参しなければ。因みに彼はエベレスト登頂の前年(昭和44年)から、仲宿商店街近くのアパート(3畳1間)で暮らし始め、消息を絶つまで15年間、 板橋区で暮らしたそうです。このお寺には更に天保の飢饉の碑も有り歴史を感じました。
そして、この寺は 徳川家康から10石の朱印地を寄進された浄土宗の寺です。 8代将軍・徳川吉宗は、鷹狩の際の「御小休・御膳場」に使っています。池にも沢山の鯉が泳いで居ました。 とても綺麗で荘厳な場所でおすすめです。