ナマズの里

新松戸からもほど近い吉川に行って来ました。JR吉川駅降りると駅前広場に眩いばかりの黄金のナマズのお出迎えです。f:id:kaccinster:20240706230222j:image
f:id:kaccinster:20240706230219j:image ほんと、なんでこんなに金なの? 説明書きが有りました。「吉川は、古くから中川を利用して東国物資を江戸に送るための舟運の拠点として栄え、中川沿いには河岸が築かれ多くの旅籠や料理屋が建ち並び、定期的に市なども開かれていた。昔からなまず料理をはじめとする川魚料理が盛んで、現在も伝統を守り続けている店もあり、多くの人に食され関わりも深い。このモニュメントは市民に親しみのあるなまずを題材として、親子、漆、金の組み合わせにより、「なまず」からは川、自然、生命力を、「親子」からは絆、やさしさ、平和を、「漆」からは雅、麗しさ、歴史を、「金」からは発展、栄華、未来などをそれぞれ表現するものである。」

それにしても大きい、ナマズ全長4.8mも有ります。やはり金の様です。

「本体仕様金胎漆塗り金箔仕上げ」金胎漆塗り金箔仕上げとは、銅板を叩いて打ち出しながら成形する鍛金技法を用い、その上に日本産漆で何回も焼き付け塗装をし、なお数回漆を重ね肌を整え、更には漆を保護するため金箔を貼って仕上げた手法のことをいう。」作ったのは人間国宝室瀬和美さんです。

このモニュメントから、この街は河川舟運華やかりし時代は相当栄えていたが、現在は人口約7万人の静かな街でナマズを使って町おこしを図ってるんだと読み取れました。そんな背景を思い描きながら駅前から歩き始めました。大通りから中川沿いを歩いてお目当てのナマズ料理屋さんを探します。事前に調べたら昔からナマズを出して居るのは料亭糀屋と割烹桝屋でした。どちらも江戸時代からのお店です。到着しました。f:id:kaccinster:20240708062644j:image 大きいお店です。座敷を改造したんだと思われるテーブル席で、じっくりメニューを見て注文しました。流石に刺身には手が出ないので天丼にしました。f:id:kaccinster:20240708064445j:image 見た感じカリッと揚げた天ぷらに美味しそうなタレがかかり見るからに美味しそうです。さっそく頂いて見ましたがとても美味しいです。ナマズと言われ無かったら、美味しい白身魚だなぁと思ってペロッと食べてしまうでしょう。f:id:kaccinster:20240708063438j:image テキサスでナマズのディープフライを食べた時もクセが無くて美味しかったのを思い出しました。天丼に加えて地元で有名と言われるナマズの叩きのフライも食べてみました。f:id:kaccinster:20240708063847j:image こちらは残念ながら口にあいませんでした。でも天丼はとても美味しくて、とても楽しいぶらり旅となりました。