ソースの蘊蓄

突然ですがソースについて書きます。というのは、最近朝食でハムエッグにブルドッグソースの中濃をかけて食べるのがマイブームになっていて東京育ちはブルドッグだなぁと思うからです。f:id:kaccinster:20240413121342j:image f:id:kaccinster:20240413121353j:image この1年はお好み焼きをいつになく多く食べる中、友人からお好み焼きはソースが命と教えられ、オタフクしか知らない私は眼を瞠ったものです。ランダムにあげると、カープ、広島ぢゃけんf:id:kaccinster:20240413121926j:image

テング、広島育ち、f:id:kaccinster:20240413121441j:imageなどなどで広島県各地で甘いのから辛いのまで様々ある様です。都市別にソースの消費量をみても、一人当たりの年間消費量は広島市がナンバーワンで、全国平均が1,450mlのところ広島市は2,263mlとダントツです。広島の人がネタで「広島人の血にはソースが流れよる」といいますが、さもありなんです。諸説ありますがソースが誕生したのは19世紀の初めでイギリスのウスターシャ州で生まれました。日本にソースがやってきたのは明治維新の頃のこと。明治17年ヤマサ醤油の七代目・八代目の浜口儀兵衛氏がソース造りにチャレンジし、新味醤油として『ミカドソース』を売り出すものの、先進的すぎて消費者に受け入れられず製造中止に。それでも洋風文化の波は止まらず、明治27年に関西で『三ツ矢ソース』、続いて『錨印ソース』『白玉ソース』が誕生します。関東では明治33年に『矢車ソース』、続いて『犬印ソース』、『MT大町ソース』、『スワンソース』が登場。中部では明治41年カゴメソースなどが『ウスターソース』を製造・販売し、文明開化の波に乗って日本全国に「ウスターソース」が広まっていきました。我が愛しのブルドッグソース明治38年 『犬印ソース(現ブルドックソース)』(三澤屋商店・小島仲三郎氏)に販売を開始しています。ソースも究極は自作でしょうが、それは今後のお楽しみにして、まずはいろんなブランド試してみます。