明治大学 虎塚古墳

明治大学博物館主催の虎塚古墳 (とらづかこふん) についてのレクチャーに申し込んで居たので参加しました。f:id:kaccinster:20230725014915j:image 最初は座学で小一時間の講義でした。学生に戻った様な気分で聴いていましたが、学生時代の様に思わずウトウトしてしまいました。この古墳は茨城県ひたちなか市に有り国の指定文化財です。6世紀末頃から7世紀初頭にかけて築造されたとされ、東日本で初めての色彩壁画が発見された古墳です。墳丘長57mの前方後円墳で、横穴式石室に、色彩壁画が良好に保存されています。後円部にある横穴式石室の玄室壁面に、円形・三角形・環形の幾何学文様や、大刀・槍・矛・盾等の武器武具類がベンガラで描かれています。実際の発掘は1973-1976に行われたました。石室内部は毎年春秋の2回、一般に公開されていますが、今回は再現模型に実際に入り石室内部の様子を体験出来ると説明されました。続いて内部の絵についての講義が有りました。f:id:kaccinster:20230725021506j:imagef:id:kaccinster:20230725084952j:imageこの、奥に壁面、左右壁面、床面と詳細に説明されましたが、只々、色の鮮やかさに目を奪われました。座学を終了して、次は石室復元模型で石室内に入らせてもらいました。模型は実寸大の箱2つに側面の絵を貼り、奥の壁も1つの箱に絵を貼り、この3つの箱で部屋を形作り天井はシートを被せたものでした。f:id:kaccinster:20230725021042j:imageこうやって文章にするとなんだか分かりませんが、実際は臨場感充分であたかも石室内に居るかの様でした。参加者1人ずつ中に入りました。タイムスリップ気分を味わえましたが、今一つ自分の知識不足も痛感させられた講義でした。来月もう一コマ申し込んでいるので、今回の復習と予習をせねばと思いました。