市原歴史博物館

普段なら自転車で吹っ飛んで行くエリアですが、今日はJR+小湊バスのお世話になりました。この博物館は構想20年を経て昨年10月にオープしたピカピカ⭐️の博物館です。バス停降りて目に飛び込んで来たのが朱色の建物です。f:id:kaccinster:20230715165811j:image 比較が突飛ですが、これ観なくしてロサンゼルスが語れるかと言われるThe Broadなみだと思いました。f:id:kaccinster:20230715170629j:image 最初の印象は企業税収が一定量あるその資力で作ったのだと思ってましたが、伺うと税収がピークの時は市長が認めず案が出て検討が長きに亘るも歴史愛好家の執念で開館に漕ぎつけたとの事です。画像は市原市のWebから頂きました。f:id:kaccinster:20230715171253j:image 入館してすぐに感じたのがスタッフ全員のフレンドリーな対応と笑顔です。これはお金出して買えるものではないので運営側の心遣いに拍手です。館長からも展示品の説明をして頂きましたが、歴史愛を強く感じました。全ての展示が素晴らしく稚拙な言葉で紹介する無礼はしたくありませんが、ひとつ最近興味を持って居る江戸時代の河川舟運で活躍した和船の中で五大力船が市原発祥で活躍した部屋壁面全面を使用したCG画像と唯一現存する舵の展示を組み合わせた動画映像です。展示とは関係ありませんが冨嶽三十六景にも《上総ノ海路》が有ります。f:id:kaccinster:20230715173150j:image 我が松戸も外海を経由した貨物の中継地として発展しましたが、市原は市原港で受け入れた貨物を五大陸船に乗せ替え、改めて海路を進み、その際は帆をはって進み江戸の内部河川に入って市場に直接届ける事が特徴です。その際は帆をたたみ船の両舷に設えた踏み板を使い竿で陸地を蹴りながら進んだ事が見事に紹介された画像でした。吃水の浅い河川の場合は舵を上に上げ海洋の場合は下げるなどの工夫がされています。