なでしこ の奇跡

f:id:kaccinster:20240729181408j:image 交戦権を破棄した国の子として産まれて来た私は国家や国旗に対する姿勢を学んで来ませんでした。開催中のパリ五輪でもスポーツを通して国を代表してアスリートは対戦して居ます。言い換えれば戦いと言っても過言ではないでしょう。私の中学や高校の頃は世の中が左巻きが強くて、国歌や国旗に忠誠なんて語ったり思ったりしたら、たちまち軍国主義だ右翼だという雰囲気が支配して居ました。そんな中、あれっなんか違うと感づかせてくれたのがサッカーのカズです。国歌斉唱 - Kaccinのひとり言  その後、紆余曲折有りましたが自分で歴史を学び直してみると、国民として国旗や国家に敬意をはらうのは、極めて当たり前で、殆どの国も義務やマナーとして居る事を知りました。移民の国アメリカではPleadge of alliance (忠誠の誓い)を重要なしきたりとして居ます。ずいぶん長い前振りとなりましたが、昨夜のナデシコのサッカー、ブラジル戦です。正直に言うと前半戦があまりにも眠い闘いぶりで、重ねて清水梨紗の離脱も有り後半戦は観て居ません。で、何を語るかと言うと、彼女達の国歌の際の姿です。全員が、右手を左胸の上に置き、起立して姿勢を正して居る姿がとても美しかったのです。例のカズのスタイルです。米国では国旗規則で、これに加えて暗誦を義務付けていますが。朝、起きて負け試合だろうなぁと思って検索すると、なんと2-1で勝利でした。しかも、90分戦い抜きタイムアップ寸前でPk獲得して同点に追い付き、延長突入。そして5分過ぎにハーフラインを超えた辺りからパスを受けたMF谷川萌々子選手が前に出ていたゴーリーの位置を視野の捉えダイレクトにシュートを放ち見事に得点です。f:id:kaccinster:20240729181430j:image 得点すぐタイムアップのホイッスルですが、サッカーではあまり見ない劇的な幕切れでした。バスケのブザービーターハンドボールでは見る事も有ったのですが、サッカーでは滅多にないので、このゴールは伝説になると思います。がんばれ、撫子!