TDF2009(5)21Stage-Goal-


TDFゴール26日先ず結果から:21ステージ モントロ-> パリ・シャンゼリゼ 164Km 区間優勝:マーク・カヴェンディッシュ 総合首位:アルベルト・コンタドール ポイント賞:トル・フースホフト 山岳賞:フランコ・ペッリツォッティ 新人賞:アンディ・シュレク 敢闘賞:別府史之(Dekasita!) 動画は最終8週目です。

朝から、何か街全体が異様な感じです。やはり世界最大の自転車の祭典TDFの最終ゴールはただものでは無い事、予感させます。シャンゼリゼに近づく道は封鎖、歩道からも車道へは柵を立て出られない様にし、それを見張るための夥しい数の警察車両が出ています。そして、ゴール近くのコンコルドルーブルの地下鉄駅も閉鎖していました。

実際選手達が飛び込んでくるのは16時過ぎなのですが、14時ぐらいからTDFに同行していた車両のコンボイが街に入ってきて、これを迎える市民たちは、自転車の関係ないのに、車にも声援を送り、車のほうも音楽、クラクション鳴らし放題でお祭り気分を盛り上げます。 沿道はものすごい数の人なので、先ず場所取りです。私は結局ゴール1キロ手前の地点に狙いを定め14時前から並び始めましたが大柄の欧米人の間で、場所が確保できませんでしたが、偶然、人が動いたので私の場所を、うまく確保できました。

今回の滞在中は、どの日も寒く20度前後で、曇りがちでした、この日はうって変わった快晴で気温も30度越えて焼けるような陽射しのもと、場所取り疲れました。でもこれを、老いも若きもやって、結局少なくとも3-4時間は沿道で人々が声援を送る訳ですから、やはり自転車レースの人気が高いというのを実感しました。コースはパリに入ってきてからセーヌ川沿いの周回コースを8周して最後は凱旋門に向かってシャンゼリゼ通りを走るわけですが、選手を待つ間、自分の場所を取られないように沿道の柵にしがみついていました。

16時過ぎ警察車両の先導でレーサーが飛び込んできました。最初はトップ集団が20人前後、その後、集会を重ねる毎に少なくなって行き5週目では10人を切っていました。その中にスキルシマノチームのジャージか見えたので私の興奮はMaxでした。でも、あまりの早さで誰がどうなっているかは全く見て取れませんでした。でも、先行組みの後を大きい集団が着々と追い上げているのが見て取れ、また、その集団の中で選手達が水筒の水を飲んだり、ポジション取りをしている様子がわかりこれまた興奮させられました。結局7周目あたりから大集団が先行組みを飲み込み最終ゴールへ向かっていった様です。実際、その場に居た訳ですがTV観戦と違い全体感は全くわかりません。フランス語ではアナウンスしているのですが英語ならまだしも仏語では全く意味を取れませんでした。でも、先行組みが飲み込まれていく様子や、人々の声援の迫力、実感できてとてもよかったです。 ただはっきりわかったのは5-7週目に小柄なスキルシマノジャージの選手が時々はダンシング交え大柄な選手のなかを動き回っていて、確信は無かったのですが、別府選手だと思うだけでこみ上げて来るものが有りました。周りのフランス人がアレー(Go!)と声援している中、私は思わず’いけぇ〜!’大声で叫んでいました。これを書いている今でも、あの時の事を思い出すと’ぐっと’来てしまいます。レースが終わっても人々は簡単には立ち去らず、この大レースの余韻を楽しんでいる雰囲気も素晴らしかったです。Viva Le Tour de France!