TDF2009(6)パリあれこれ


○パリ市内自転車ツアー
市内を自転車で回りたいと思って調べていくうちに見つけたのが、このPARIS CHARMS & SECRETSツアーです。約半日ガイドつきで電動自転車での観光ですが、慣れない土地の交通事情や自転車入手の手間考えて、これに参加しました。料金は45ユーロ(6千円弱)でした。出発前に予めメールでやり取りしてパリ到着後予定を確定して参加しました。

集合地点のバンドーム広場に行くと日本人がちらほら居ました。そこへ、さっそうと現れたのが画像のタンクトップの彼女、ガイドさんです。結局、参加者は私を入れて4人、これにガイドとサポーター、計6人でのツアーです。最初に地下駐輪場で自転車の使い方の説明、その後、出発です。自転車専用道路をうまく使い右側通行になれない我々をうまく誘導してくれます。





最初に、パレロワイヤル、寺院の数々、ルーブルなどなど回りますが、どっちかと言うとガイドブックに書いていない’世界不思議発見'そんな感じの説明が面白かったです。途中で観光客の入れない修道院の中に入ったり、個人の庭園に入ったり興味は尽きませんでしたが、クライマックスは夕暮れ迫るエッフェル塔からセーヌ河沿いのランですが気持ちよかった!
○パリの自転車屋さん
アレックスサンジェとかルネエルスとか、そんな、伝統的な自転車屋さんを求めて凱旋門の近くパリの自転車大通りを歩きましたが、もう自転車屋は影も形も無くオートバイ屋さんばかりでした。
一軒だけ有ったのがTimeのショウルームですが、カーボンバリバリブランドですから、私にとっては興味を引くものはありませんでした。何の変哲も無いカーボンロードレーサーを置いて有っただけで、期待が大きかっただけに残念です。でも、パリではカーボンバイクは一台も見ませんでした、かわりに見たのはとWレバーの古いクロモリバイクを大事に乗っている姿でした。
○パリで見かけた自転車
フランスは自転車の先進国、そんなイメージを訪仏前は持っていましたが、実際に街で見かけた自転車は画像のような物が中心で、私が抱いていたものとは大きく違いました。 盗難が多いのか、駐輪している自転車はサドルや前輪をはずして、すぐに持っていかれないようにしてありました。いわゆるママチャリは有りませんが実用車は、だいたい3-4万円で売っていました。

○パリの地下鉄
パリ市内の移動には地下鉄を最大限に利用しました。この街の地下鉄の歴史は古く、市内を縦横無尽に走っているので便利でした。今回は短期滞在でしたので回数券を買って動き回りましたが、駅で貰った路線図が大変役に立ちました。驚いたのは、古い路線では乗車、下車で開けるのが自動でなく手動のものが有った事です。 また、車内は日本と違って詰めあって沢山乗ると言う感覚はあまりないようで、乗るの下手、そんな感じでした。余談ですが車内や、地下道にアコーデオン演奏してお金を貰う芸人が居て,車内にも乗り込んできて演奏します。これを見ていると私は、ジプシーの悲しい歴史、民族的背景感じほろ苦いものがありました。日本の観光客なら、’きゃ〜、地下鉄の中でアコーディオン演奏していて素敵’こんな風に思うんでしょうか。あと、路上で物乞いをしている人の大半が自分の横に可愛い子犬を置き、子犬に対する一種の同情を引き何がしかを得ようとしているのは、文化の違いだなぁと思いました。
最後にパリで驚いたこと3点をご紹介して私のTDF2009の大団円としたいと思います。最初に驚いたのは、なんでも物価の高いこと、ペットボトルのお水が300円前後、その他、何でも高く感じました。もっとも日本の物価が下がったのかもしれません。次は街中にコンビニが無い事、何か規制しているのかなぁと思うぐらいありません、でもコンビに無いと不便なことこの上ありませんでした。最後はコンビニと同じですが街中中心部でスーパーと電気屋さんが無い事です。これも不便、乾電池手に入れるのが一苦労でした。長文お付き合いありがとうございました。