閻魔大王

ウォーキングにハマって居ますが千葉県内には沢山の庚申塔が有り、良く見かけます。船橋市で約380基、松戸市で約360基です。塔には時代によって像が彫られて居るものや文字で青面金剛(しょうめんこんごう)と刻まれた物まで様々なタイプが有ります。松戸市大谷口にある神明神社には庚申塔団地の様に集められていました。f:id:kaccinster:20240321114236j:image これらは庚申信仰の碑で、人の体内には「三尸(さんし)」という3匹の虫が潜んでいて60日に一度の庚申の日だけ人が眠っている間に体内から出て、三尸は天に昇って天帝(閻魔大王)にその人の悪行を報告し、報告を聞いた閻魔大王はその人の寿命を縮めると信じられて居ました。ですから庚申の日には夜通し寝ないで起きている為に仲間で集まって祈祷や食事をします。平安時代から始まり江戸時代が絶頂期のようです。今日は、この庚申に登場する閻魔大王について調べてみました。f:id:kaccinster:20240319120248j:image 画像の閻魔様は先日の普門寺のものです。閻魔とは、仏教の地獄、冥界のの主であり、冥界の王として死者の生前の罪を裁く大王です。閻魔はサンスクリット語のYamaを音訳した物でアジア各地で信じられて居るようです。日本は中国の影響が強いようです。f:id:kaccinster:20240319120722j:image
f:id:kaccinster:20240319120726j:image ではチベットでは、どうでしょう。だいぶ雰囲気が違います。f:id:kaccinster:20240319122708j:image いずれにせよ、閻魔大王は記録を見ながら裁定するので、昔、先生の持ってたノートを閻魔帳と呼んだんでしょうね。今しばらく、庚申信仰を勉強します。