松戸/金ヶ作の自然と歴史を散策

松戸の歴史を深掘りしたくて金ケ作を中心に新田開発の歴史と陸軍工兵隊の演習線跡を散策しました。常盤平駅からスタートしました。コースは次の通りです。

常盤平駅〜金ヶ作熊野神社〜旧陸軍鉄道第二連隊演習線跡〜野中の森〜金ケ作育苗圃〜囲いやまの森〜祖光院〜金ヶ作自然公園〜立切の森・三吉の森〜旧陸軍鉄道第二連隊演習線跡〜分水嶺→野馬除土手(五香十字路)〜五香駅 

最初に金ケ作の熊野神社です。立派な迫力の有る鎮守の杜です。f:id:kaccinster:20231115215814j:image 境内に入ると如何にも神域、身が引き締まる様な気がしました。1782(天明2年)武州入間郡下赤坂村(今の地名では入間でしょうか)の名主/石川彦次右衛門が40数戸を引き連れ入植して金ケ作の開拓を行ったのですが入植そうそう浅間山の噴火の火山灰で被害を蒙り、この噴火を鎮めるために石川家が土地を寄進してこの神社を建立したそうです。境内の様々なものに入植者の名前が刻まれていました。f:id:kaccinster:20231115221621j:image 如何にも素敵な神社ですが何度か焼失を経て現在の形になっています、一代前の神社も併設して残っていました。f:id:kaccinster:20231115221919j:image この神社を参詣するだけで金ケ作の新田開発の歴史がだいぶ理解出来ました。f:id:kaccinster:20231115222108j:image 正面と角度を変え撮って見ました。f:id:kaccinster:20231115222229j:image
f:id:kaccinster:20231115222234j:image 他にも由緒有る石柱や御神木にも興味深いものがありました。f:id:kaccinster:20231115222415j:image
f:id:kaccinster:20231115222409j:image あと境内に、こんな可愛いハートマークが有りました。f:id:kaccinster:20231115223237j:image 次は陸軍工兵隊の鉄道敷設演習跡の道路を辿り野中の森です。f:id:kaccinster:20231115224618j:image この後、神社の土地を寄進した石川家末裔の現在のお宅を外側から拝見しましたが立派なお住いでした。f:id:kaccinster:20231115225519j:image この直ぐ近くが金ケ作育苗圃でした、市営で樹木、草花の生産供給の為に運営されているようです。f:id:kaccinster:20231115225318j:image この後は彼岸花で有名な祖光院です、もう季節が終わり曼珠沙華は何処にも有りませんでした。f:id:kaccinster:20231115231306j:image  境内に有るお地蔵さんが興味深かかったです。f:id:kaccinster:20231115231853j:image この後はこんもり繁った森に入りましたが、これは元来、屋敷林だった物で屋敷がなくなり広場となり現在の形になったようです。f:id:kaccinster:20231115232442j:image この後は分水嶺を通り野間土手を見ました、15年前チーム東葛の仲間と見て回った状況より更に寂しい土手の様子に胸が痛みました。f:id:kaccinster:20231115233000j:image 現在は市で管理している様ですが大事に残して欲しい物です。f:id:kaccinster:20231115233226j:image これでゴールの五香駅に着きましたが、野間土手を追悼する気持ちが常盤平、八柱と辿り、途中で博物館で休憩して新松戸まで歩いてしまいました。2万8千歩20km弱のウォーキングでしたが終日楽しく歩きました。