シートポストの変遷




(左):現在使用中の2本締めSugino mighty (中):1本締めDura  (右):インテグラルシートポスト

シートポストの歴史を調べてみました。私は今でも2本締めを使っていますが1950年代まではロードバイクのシートポストもママチャリと同じのポスト+ヤグラ分離タイプでツールを走っていても異音が出たりポジションが変わったりトラブルが多発していたそうです。そこで、画期的なアイテムとしてカンパが2本締めを出し60年代以降はかなり長い間、この方式が主流でしたが、細かく調整でき、頑丈ですが反面、2本のボルトで調整するのは面倒という事から新たに出てきたのが1本締めで、これが現在の主流になっています。 あ、競輪の世界では相変わらずNJSは2本締め以外認めていません。将来ですが、流れとしては画像左のインテグラルシートポストが主流になるのではないでしょうか。つまりシートポストとフレームが分離している事によりフレーム製造者としては、力がかかり重要保安箇所なので相当過剰に安全ファクター見て設計=重量増になっている事を回避するためにフレーム製造者側でシートポストもフレーム部品の一部として製作=重量減という方向になっていくと思います。いうなればフレーム・シートポスト一体型カーボンになるのでしょうか。