コンパクトドライブ

パワートレインをどうするかで悩んでいます。私のフロントは50/42です、これはPCD144から来る制約で42より小さくすることが出来ません。身近な人達も最近はコンパクトドライブを導入する人が増えています。自分が走るシチュエーションを考えると江戸川CR+αではなんとかこなせます。でも、世の中コンパクトの流れだし・・・・・・ そんな訳で、コンパクトに到る背景を調べてみました。驚いたことにロード、ランドナーMTB皆小径化の一途でした。ロードで見てみると流れは次の通りです50t-44t(PCD151;50年代〜60年代)→52t-42t(PCD144;60年代後半〜80年代)→52t-42t(PCD130;70年代〜90年代)→52t-39t(PCD130;90年代後半〜現在)→※50t-34t(PCD110;2000年代〜現在) なんでこうなったのか? 答えはランス・アームストロングに有るようです。彼が軽いギア比で回転数を上げる走法によりツール・ド・フランスを制しその走法の有効性が認められると共に、52t-42tのような大きなギアが標準とされることに疑問が呈されるようになったようです。結局こうした大きなギアを毎分90回転以上で回せるのは、プロか高い身体能力を持つたアスリート系アマだけで、単なるロード愛好家にとっては使わないギヤとなって居たのが実態です。それに加えてロードバイクのブームから、山岳レースやヒルクライムに参加している標準体型(小柄で体重60前後)の人だけではなく、それ以外の様々な体型の人達もロードバイクに乗るようになったため、一層従来のインナーギアの大きさが疑問視されるようになった訳です。そこで登場したのが、インナーギアの歯数を34t前後と小さく設定し、アマチュアの脚力でも無理なく回せる軽いギア比を実現したロード用のコンパクトドライブが出てきた訳です。と、ココまで調べるとコンパクト導入は必至かなぁと自問しています。(>へ<)