海外のXやFBの書き込みで結構この作品が話題になっています。どうも、この映画は日本の現状の隠喩や暗喩で描いていると見られている様です。不思議な事に日本のメディアでは、この映画を積極的に取り上げてない様に思えます。
観た感想は、今までのゴジラ映画とは一線を画す作品でした。ストーリーは1947年ごろの設定です。米国のビキニ環礁の水爆実験で正体不明の怪獣ゴジラが変異を遂げ日本を襲うのですが、日本を護るはずの米軍は、対ソ連の手前、軍事活動を起こせない、一方武装解除された日本は防衛手段を持たない中、旧日本軍の残党が民間人としてゴジラと闘うという展開です。
これが、日本の現状と酷似しているのでしょうか。サンフランシスコ平和条約で見せかけの独立を与えられ、米軍のWGIP作戦で自虐史観を擦り込まれ、その一環の3S政策でスポーツを楽しみセックス産業に現をぬかし経済繁栄を謳歌している。国として、米国製憲法下で交戦権を持たない歪な状態、且つ現状利得権益者の妨害も有り憲法を見直し修正する事も出来ていない。そんな中でゴジラが現れたらどうなるのでしょうか。頼みの米軍はウクライナ問題や対ロシアの手前動けないという事になるのでしょうか。
映画の中で使われる様々な名称、氏名も色々考えさせられました。敷島、ゆきかぜ、震電とか観終わってから意味に気付かされます。VFXも見事で不自然を感じません、終わり方もサラッとスマートでした。劇場でもエンドロール最後まで退席する事無く皆が観て居たのが印象的でした。
P.S この記事Upしてゴジラマイナスワンのサイト見たら、ゴジラ－1.0」は全米批評家協会によって、最優秀外国語映画賞にノミネートされました。
もし、受賞したら日本メディアはどう伝えるのかな。
