小学生の頃、夢中になって観て居たこのドラマをYoutubeで全152話有る事を発見しました。調べてみると米国ではABCで1962年から1967年まで放送、日本ではTBSで1962年11月7日から1967年9月27日まで、水曜20:00から放送で、更にNHKBSで2006年から60話以上放送しました。画像は米AmazonのDVDパッケージのものです。
今回1話から10話まで観てみました。子供の頃はただただ話が面白くて水曜の夜が待ち遠しかったです。そしてコンバットごっこ遊びも楽しい思い出です。このドラマは戦争ドラマというより小集団の中の人間関係に焦点を当てています。主演はビッグ・モローのサンダース軍曹とリック・ジェイソンのヘンリー少尉のダブル主演です。
そして毎回ゲストが出演します。アメリカ陸軍第361歩兵連隊第3大隊K中隊の活躍を描いて居ますがコアメンバーとしてカービー、ケリー、リトルジョンがいます。
ごっこ遊びの時は誰が誰の役をするかでもめました。今回10話まで観て新たな発見が有りました。それは冷静なヘンリー少尉、熱きリーダーサンダース軍曹、勇敢で知的なケリー、短気なカービー、おっとりしたリトルジョンという印象を持っていました。ところが、今観てみると抱いていた印象とはかなり違っていました。K中隊のノルマンディー上陸から物語は始まるのですが、最初はかなりメンバーがバラバラで戦いが進むにつれて皆が成長して居ることが克明に描かれています。ヘンリー少尉はかなり軽薄に女性を追っかける様なキャラクターだったのが上陸と共に立派な管理者になっていきます。サンダース軍曹もガラの悪いのが戦いが進むに連れて勇敢な現場指揮官にかわって行きます。子供の頃、皆に人気のあったケリーは上陸した時は敵前逃亡しかねないキャラクターが、どんどん成長していきます。時代を経て今観てもとても面白いです。また、実際の戦闘画像とドラマ画像をじつに巧みにつながれて臨場感半端ありません。そして吹き替え音声が見事で違和感がない事に驚かされます。長きにわたって放映されたのも納得です。以上、昔話でしたが本当に面白いドラマです。
