自転車産業

大阪に来ています。 この街で思いを馳せるのは自転車産業の事です。伊丹に降りて市内に車で向かうと、高速からアラヤの工場がまず、目には入ります。この工場も見るからにクラシカルで継ぎ足し継ぎ足しで現在に到っているのが見て取れます。なんで、大阪に自転車産業が多いのかという事を調べてみると、明治時代に日本に入って来た輸入自転車は故障が多く、これを修理したり部品を製造するのを、鉄砲鍛冶の技術を持った堺のまちの匠が行った事が始まりだそうです。戦国時代を席巻した技術が、時代経てを自転車産業の約4割のシェアをカバーしている、面白いと思います。