桜雨

kaccinster2008-03-31

昨日は大阪で雨、朝は上がっていた。
東京に戻ってみると、まだ雨が降っていた。
この時期の雨を指して桜雨という言葉が
あるようだ。四季がはっきりしている日本の
日本人の感性が産んだ言葉だと思う。

私の好きなアジアの国々では季節と云っても
せいぜい、雨季と乾季程度で季節毎の
単語などはあまりないようだ。
季節がないと、人間は記憶が持ちにくくなる
ようだ。 やはり、’あの寒い星空の下
コートの襟立てて......した’とか、物事を
覚えているのに季節は密着しているような気がする。

樹木も季節がないと、大木でも年輪が無く
ちょっとした風で倒れてしまうのには驚かされる。
シンガポールで倒れた木を観察している時に
年輪がないのに驚いたことがある。

画像は増上寺から望む東京タワー。