きゃー書道博物館だ!

日暮里駅から徒歩10分の書道博物館に行きました。向かいが正岡子規の居宅であった子規庵です。f:id:kaccinster:20240524210405j:image 残念ながら、行った日は公開日では無かったので見学はかないませんでした。真向かいが書道博物館です。f:id:kaccinster:20240524210529j:image 建物も大変美しく整って居て驚きました。何度か来て居る友人に連れて来て貰らいました。f:id:kaccinster:20240524211442j:image  f:id:kaccinster:20240524212033j:image この台東区書道博物館は、書道の歴史と文化を紹介する博物館で、現在は、中村不折コレクションから敦煌写本の世界という企画展を開催して居ます。f:id:kaccinster:20240524211623j:imagef:id:kaccinster:20240524211626j:image 館内写真撮影不可でした。 敦煌写本とは、敦煌莫高窟にある蔵経洞(第17窟)から1900年に発見された写経や文書類をさすそうです。この発見以前の古代中国書道史は、拓本や模本などで編まれてきましたが、敦煌写本の登場で、隷書や楷書の変遷が肉筆によってつぶさに観察できるようになりました。本展では、敦煌を中心に、トルファンや鄯善(ぜんぜん)楼蘭(ろうらん)などから出土した貴重な写本を今回展示しています。 数々の漢字の展示に圧倒され、感動しました。こんな凄いコレクション誰がしたんだろうと疑問に思っていると、友人が中村不折という人が個人で集めたものだと教えてくれました。その邸宅跡とコレクションを現在は台東区が管理している様です。 あわてて、wikiで調べると明治の画家、書道家と有りました。最初、小説「坊ちゃん」の挿絵を担当して評判になったそうですが、この関係で正岡子規とは終生の友となり、自宅も向かいあって居るのに驚かされました。彼は書道を広範囲に捉えていて、書道の素材は文字であり漢字であるという信念でコレクションしています。f:id:kaccinster:20240525070135j:image 驚いてえっ、と思ったのは新宿の中村屋のロゴは彼が明治後期に揮毫したものです。この博物館は、僅か500円で遊べるとんでもないワンダーランドでした。