スリランカフェスティバル

鎌ヶ谷で開催されたフェスに行って来ました。f:id:kaccinster:20240518232033j:image  インド洋の真珠とも言われる緑豊かな熱帯の島で、面積は北海道の約8割です。紅茶の生産が盛んで、主要産業は農業と繊維業です。1975年にイギリスから独立しました。f:id:kaccinster:20240518143921j:image 仏教徒が7割の国ですが長く続いた内戦が国を疲弊させました。港湾建設でお付き合いがあったので、興味がありフェスに行った次第です。開会式は錫日の公人の挨拶から始まりました。結構な人ででしたが、やはり挨拶より食べ物に惹かれるようで出店に沢山の人が群がっています。f:id:kaccinster:20240518145207j:image 場所は鎌ヶ谷市役所の駐車場でしたが、カンカン照りの中、沢山の人で賑わって居ました。f:id:kaccinster:20240518145436j:image お国柄か食べ物以外はバティック、宝石、アーユルベーダ関係が3割で食べ物が7割でした。f:id:kaccinster:20240518145650j:image ひとわたりぐるっと小1時間かけて周り、最後にチキンチャーハンを仕入れて、お隣のイオンのフードコートで美味しく頂きました。と、能天気にフェスを見学したのですが、実はスリランカは大変な問題を抱えています、ひとつは支那の巨大経済圏構想「一帯一路」のもとで融資拡大され、そのローンの返済が滞ったことを理由に南部の港の運営権が99年間にわたって中国企業に譲渡されるなど、いわゆる「債務のわな」にハマりました。その裏には前大統領の不正蓄財が有り、それに伴い財政政策の失敗などで急激な通貨安やインフレに見舞われ、対外的な債務の支払いができなくなる債務不履行に陥いったのです。そんな中で、日本ははスリランカ側から、「債務再編のプロセスを主導してほしい」という要請を受けました。それを受けて日本はフランスやインドとともに共同議長を引き受け、新たな枠組み、「債権国会合」発足させました。「自由で開かれたインド太平洋」を掲げる日本としては、インド洋の要衝にあるスリランカが経済危機から脱却できるよう支えることが重要だと位置づけて官民一体で取り組んでいる今が、このフェスの裏に有ると思いました。