第4回JILA朗読芸術祭

国際芸術連盟主催の朗読会に行って来ました。場所はJR錦糸町駅からほど近い「すみだトリフォニーホール」の小ホールです。(コンサート – 国際芸術連盟) 音楽のコンサートとは違ったジャンルでしたが、楽しく聴く事が出来ました。f:id:kaccinster:20240125231517j:image チラシを見てもイメージわかなかったのですが、プログラムに詳細演目が有ってイメージが掴めました。f:id:kaccinster:20240125231704j:image 演目の詳細です。

1.「注文の多い料理店

作:宮沢賢治

朗読:岩井奈美

2.「蜘蛛の糸

作:芥川龍之介

朗読:黒田郁里

3.「笑われた子」

作:横光利一

朗読:岩井奈美

4.『夢十夜』より「第三夜」

作:夏目漱石 作曲:服部和彦

朗読:満月ゆり

フルート:荻澤紀子

~休憩〜

5.『掌の小説』ょり「木の上」「雨傘」

作:川端康成 作曲:服部和彦

朗読:倉地ひとみ

ピアノ:樋口真千子

6.『掌の小説』ょり「金糸雀」「ざくろ

作:川端康成 作曲:服部和彦

朗読:砂崎香子

ピアノ:森本加奈

7.「しだれ桜」

作: 瀬戸内寂聴 作曲:服部和彦

朗読:杉浦貴子

ピアノ:樋口真千子

左上から右回りにプログラム順の舞台の様子です。f:id:kaccinster:20240125231951j:image 一言で言えば、名作を集めた朗読会で、音楽とのコラボ作品も楽しめる内容でした。前半は、有名作の朗読に終始したので、まぁ、こんなもんかと言う感じでした。ところが後半の川端康成の朗読2連発はガーンと衝撃が走りました。川端ワールドの美しい日本語のシャワーを全身に浴びた様な感じで、朗読と音楽がマッチして素晴らしかったです。朗読も良いのですが、改めて川端文学を再認識しました。最後の瀬戸内寂聴作品の朗読は、朗読良し内容悪し、つまり寂聴の世界を好きになれないと言うのが率直な感想です。でも2時間の朗読会楽しかったです。