怒り


筑紫哲也氏追悼番組でドキュメンタリー「ヒロシマ」の再放送を観ました。内容のハイライトは原爆投下の一部始終をエノラゲイの追尾して撮影したハロルド・アグニュー博士とヒロシマ原爆で生き残った遺族が対話するシーンにありました。私も今夏、原爆資料館を見学した時に、これを米国の人に見てもらいたいとせつないほど思いました。番組は私のそんな気持ちをもっと先取りして、落とした張本人と原爆を生き残った日本人の二人を対面させて、この惨状を見て何も思わないのか?そんな対面を描いていました。私の率直な感想、マスコミはなんてむごい事をするのだろうでした。マスコミの横暴が過ぎるとも感じました。 当然、アグニュー氏は謝罪の言葉を拒否しました、表情とは別に。日本人二人は愕然としていました。この二人は原爆を生き抜き漸く老境に達し安らぎに向かう時に、マスコミに引きずり出されて、こんな悲しい思いをさせられて良いのか!そんな風に私は思いました。うまく表現できませんがマスコミに対して強く怒りを覚えました。