ここのところ急速な円高に目が行きがちだが、
見落とせないのは、これまた急激な原料高だ。
鋼材については、昨年の中国の輸出規制以後、
市場は高値安定で、やや様子見だったが
ここへ来て、完全に値上げが明確になってきた。
作るほうは鉄鉱石の世界的な価格上昇、
原油高も一因の海上輸送コストの増大、
ここらへんを理由に値上げしているが、
現在では交渉でなく通告という形になりつつ
ある。 こうなった場合、大企業は
何らかの形でヘッジする知恵、方策を
考えるだろうが、末端はこの波と円高を
もろにかぶり、大きな影響必至だだとおもう。
これに政府無策が重なるので、場合によっては
世の中のパラダイムが変わるようなことにも
なるのかもしれない。目をしっかり開け,面を
上げて北風には敢然と立ち向かおう！
