山岳部で冬合宿の前になるとワカン(輪かんじき:山で、積雪の上を沈み込まずに歩けるように足につける、かんじきの一種。木材を曲げて楕円形の輪状態に組み合わせる伝統的な製法のほか、現代ではアルミニウム製もある)の縄部分に凍結防止の為に丹念に油を染み込ませ塗り込んで居ました。その油がアマニ油でした。まさか、そんな物を服用するなんて想像もつきませんでした。

しかしながら、知人に勧められて「アマニ油(亜麻仁油)」を毎日大さじ1杯、習慣として摂るようになりました。これが意外と自分には合っていたようで、体調が良いと感じることが増えています。せっかくなので、アマニ油の効能について調べてみました。
アマニ油の特徴
アマニ油は亜麻という植物の種から搾った油で、最大の特徴は オメガ3脂肪酸(α-リノレン酸) が豊富に含まれていること。大さじ1杯で一日に必要とされるオメガ3をほぼまかなえるそうです。
主な効能
・血流改善・生活習慣病予防
α-リノレン酸は体内でEPAやDHAに変換され、血液をサラサラに保つ働きがあります。高血圧や動脈硬化の予防につながるといわれています。
・脳の健康サポート
DHAに変換されることで記憶力や認知機能の維持に役立ち、認知症予防への可能性も注目されています。
・抗炎症作用
アトピーやリウマチといった炎症性疾患の改善サポートにも期待できるそうです。
・便秘改善
油分が腸をすべりやすくし、整腸作用にも一役買います。
・美肌・アンチエイジング
肌の乾燥を防ぎ、さらに抗酸化成分「リグナン」によって老化防止効果も期待できます。
摂り方と注意点
加熱はNG:酸化しやすいので、炒め物や揚げ物ではなくサラダやヨーグルトにかけて“生”で摂るのが基本。
保存は冷蔵庫:開封後は酸化を防ぐため、冷蔵庫に入れて1〜2か月で使い切るのがおすすめです。
摂りすぎ注意:大さじ1杯程度で十分。多く摂りすぎるとお腹がゆるくなることがあります。
まとめ
驚きました。大変な効用です。「油=太る」というイメージを持ちがちですが、油の質によって体への働きは大きく違うのだと実感しました。毎日大さじ1杯、無理のない習慣が、体調や気分を整えてくれているように感じます。身近な食生活に取り入れやすい健康法として、アマニ油はおすすめです。