「西安料理の定食で残暑を乗り切る」

久しぶりに北松戸の 西安刀削麺 に足を運びました。前回は、本格的な刀削麺とそのボリュームに驚かされたのですが、今回は店内の雰囲気が少し変わり、刀削麺に限らず 西安料理全般 にメニューが広がっていました。

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考えてみれば、西安はかつての長安

都として栄えた歴史の中で、数多くの料理が育まれた土地です。さらにシルクロードの起点でもあったため、中東やイスラム文化から多彩なスパイスがもたらされ、独自の進化を遂げた料理が誕生しました。人によっては「西安料理は中華料理とは別物だ」と言うほど、その特徴は際立っています。

私自身も何度か西安を訪れたことがありますが、特に記憶に残っているのは お茶屋さん巡り。街全体に独特の風情が漂い、料理や飲み物からも異文化の香りを感じたものでした。

そんなことを思い出しながらメニューを眺めていると、定食の欄に「オイスターソース茄子炒め」を発見。夏野菜の茄子はいかにも身体によさそうで、迷わず 定食(850円) を注文しました。

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ほどなくして運ばれてきたお皿には、熱々に炒められた茄子がたっぷり。強い火力の中華鍋で仕上げられたであろう香ばしさに、オイスターソースの旨味が絡んで絶妙な味わいでした。

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残暑の厳しいこの時期、旬の茄子を使った料理は身体に染み入るようで、食べ終えた後は自然と元気が湧いてきた気がします。これもまた、西安料理が持つ 薬食同源の力 なのかもしれません。