このタイトルの読み方は「やわたぶね」でなく“ばはんせん”です。Youtubeで、このタイトルが出てきたので期待せずに観だしました。 なんと村上水軍の活躍について語っている映画で海戦シーンや船が沢山出てきます。
この映画は昭和35年(1960)の映画で原作は村上元三となって居ました。でも、この話は5月に読んだ まぎれもない海洋冒険小説 - Kaccinのひとり言 「海狼伝」の話、そのままと言っても良いぐらいです。この小説は昭和62年(1987)の直木賞ですから、こちらが後になります。どちらの後先は置いておいて、海狼伝で村上水軍に興味持って色々読み漁りました。その中で未読では有りますがYoutubeでこんな本がある事を知りました。 この本は戦後GHQに焚書された物を復刻したものです。この本は元寇は台風・神風に日本は救われ事が強調されているが、実際は元に対抗して海洋国家の国民として元への対抗として東南アジア各地に進出し倭寇として恐れられ、明滅亡のきっかけになったという風に見ています。そして東南アジア各地に日本人街を造り隆盛を極めたといってます。つまり大航海時代にはポルトガル、スペインに伍して日本も15ヶ国以上に進出して居たと言うもので、主な先はシャム、安南(アンナン=ベトナム)、高砂(タカサゴ=台湾)、カンボジア、宮未(ルソン=フィリピン)、チャンパ、パタニ、トンキン、順化(ユエ)ですが、確かに私も大半を訪れていますが、日本人街の足跡がありました。戦前と戦後の教育はずいぶん違うんだと痛感しました。