新松戸周辺の寺社仏閣を訪ねて多く目にするのが月に星の印です。これは、千葉を治めて居た千葉氏の家紋です。千葉氏は実に多くの分家が有りますが、武蔵の国に逃れた千葉一族の菩提寺が下赤塚に有る事を知り行って来ました。松月院です。下赤塚の駅から歩く事15分で立派な門と碑が有りました。
先日、ご紹介した下赤塚の乗蓮寺の手前にある広大な寺院でした。敷地も広く山門も立派でした。 境内の景観も優雅で、テレビのロケに使われることも多くいらしく、写真映えも抜群でした。 松月院は、江戸時代、徳川家康40石の朱印地を寄進された由緒ある寺院でした。このお寺、寺が建つたのは康正2年(1456年)、下総千葉氏の内紛(市川合戦)に敗れた千葉自胤(ちばよりたね)が、太田道灌を頼って武蔵に移り、築城した赤塚城二の丸跡に造られた事がわかりました。
境内も綺麗で目をみはるばかりでした。
有りました、千葉氏ゆかりの紋です。千葉県民としては嬉しい限りです。
この紋については様々な説や研究が有るようですが、私は平安時代の中期、天慶の乱を起こした平将門とともに兵を挙げた千葉氏の祖平良文は 敵兵に囲まれて窮地に陥った。そのとき、 にわかに空から星が降ってきて、それに力を得た良文が戦に勝利したことに因み、 紋とした説にロマンを感じます。綺麗なお寺で満腹でしたが、もう一つ不思議な像が有りました。 ここは高島秋帆が日本初の洋式砲術訓練を行ったときの本陣だったのです。砲身と砲弾を模した高島秋帆顕彰碑は圧巻の迫力でした。電車に1時間も乗らないで、こんな場所に来れるなんて素晴らしいです。