「多摩よこやまの道」を歩きました。ルートの殆どが尾根筋でしたが、古代より武蔵野と相模野の双方を眺められる高台でした。古くは防人が任地に向かうルートとしても使われています。また西国と東国を結ぶ様々な交通の要衝として活用され尾根筋には、鎌倉古道(鎌倉街道早ノ道、鎌倉街道上ノ道、軍事戦略鎌倉道)や奥州古道、奥州廃道、古代の東海道、などの歴史街道 (古街道)が縦走、横断して居てシンプルなルートですが数多くの分岐が入り乱れているので事前にMapoutアプリでルートを作り、それをmapsMeに入れました。行程は次の通りです。
若葉台駅〜丘の上広場〜さくらの広場〜防人見返りの峠〜分倍河原合戦前夜の野営地〜古道五差路〜一本杉公園(昼食)〜倉裏街道〜石仏群〜奥州廃道(長坂道)〜唐木田駅
看板や道標もしっかり整備されて居ました。若葉台駅から、すぐに尾根筋に取り付きました。傾斜もありますが歴史ある古道だけあって登り易い傾斜です。尾根に上がるとさっそく視界が開けます。 そしてルートもしっかり整備されて居ます。
こんな感じの道をアップダウンを緩やかに繰り返しながら進みます。やがて、ぽこっと出たのが“防人見返り峠”です。素晴らしい絶景です。残念ながらiPhoneのレンズではこの景色捉えきれませんでした。 富士山こそ雲に隠れ見えませんでしたが、丹沢山塊、南アルプス、秩父山塊、懐かしい山々のシルエットがハッキリ見えて感激です。この沢山の山々が横たわって見えるこの景色が「よこやま」と言う所以の由、納得でした。 再び歩を進めますが、要所要所に看板が設置されていてそれを読むのも楽しかったです。更に歩くと一本杉公園です。入り口の石柱が大きくてびっくりです。公園と言うだけあって池あり広場ありで癒されます。 園内には古民家を移設復元整備して設置されて居ます。旧加藤家住宅です。今日はこの民家を使用して行事が開催されていました。 この後、よこやまの道に戻って進みますが、色々な看板があり、説明にうなずきながら歩きました。
だいぶ歩いたと感じた辺りで幹線道路にぶつかり、ここから唐木田駅に向かいました。とゴール間近ですが、突然、視界に古城を彷彿させる巨大な建築物が視界に飛び込んで来ました。なんとも古式騒然たる建物です。↑は裏側ですが↓が表にまわっての画像です。 さっそくネットで調べてみるとバブル時代に建てられた建物で、巨大さと異様さはサプライズでした。現在は多摩市総合福祉センターとして使われているようです。 全行程2万歩で尾根筋は1.8万歩でした。 唐木田駅から小田急に乗り帰路につきました。天候に恵まれ楽しいハイキングが出来ました。